えんじゃけん

映画「今夜、ロマンス劇場で」

綾瀬はるか主演「今夜ロマンス劇場で」観てきましたよ。

泣けました。

すごく大きな意外性はないのかもしれない。

しかし、ラストに向けての選択は意外かもしれない。

 

多少ネタバレありで。

 

映画の中から飛び出してきた綾瀬はるか演じる美雪。

あ、なんだ、この名前!

と今気づきました。

最後に、健司とお題を出して連想ゲームをするんだけど、美雪って名前だったんですね。

美しい雪。

最後の別れのシーンでは窓の外を雪が舞っているんですよね。

なんで雪?と思っていたけど、そういうことだったんですね。

相手に触れてしまうと消えてしまう美雪。

だから、健司とはともに生きていけないと身をひこうとするんですよね。

そして最後のわがままで抱きしめてほしいというんです。

でも、健司は触れられなくても一緒に生きていくことを選んだ。

それがすごく意外でした。

触れられなくったって、一緒に暮らしていくことができるし、その方がずっと幸せであるということ。

すごく分かるなと思う気持ちだった。

自分も同じような思いをしているからだ。

もし、触れることができなくても一緒に生きていけるなら、それでいい、そう思える相手。

もう、純愛ですね。

そんな純愛を貫けるっていいですよね。

お互いに了想いであればなおさら素敵ですね。

まあ、私は両想いではないわけですがそれでも一緒に少しでもいられるならと思っています。

その先に未来がないとしても一緒にいるときの自分がすごく幸せだから。

 

触れ合えなくても一緒にいることを選んだ二人。

何十年とともに時を重ね、健司は年をとり、病院のベットの上。

美雪は昔のまま、きれいなまま。

そして健司が息を引き取りそうになったとき、美雪は健司の手に触れ、そして抱きしめる。

そして消えていくんですよね。

きれいな映画といえばそれまでですが、映画館館内はすすり泣く人の声が聞こえてきました。

みんなこういう純愛ものに弱いんですね。

私も泣いてしまったんですけど。

ずっと好きという思いを貫けるってすごいと思います。

そんな相手に出逢えるって本当、すばらしいことですよね。

それが両想いであれば絶対離さないべきでしょう。

二人が思いあえれば、それがどんな形でも幸せはその中に必ずある。

そう思える映画でした。

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