タイトルは有名で、美女を手に持った巨大ゴリラがタワーに上ってる
というイメージはあるものの、内容をよく知らなかった私。
だから、「こんなストーリーだったのか・・・!」と驚きながら見た。
しかし、最初のうちは疲れていたせいもあって、劇場内が暗くなると
同時に眠気に襲われ、寝てしまっていたんだけど。(^^;)
この話は終始、一人の映画監督の情熱っていうか、自分勝手というか、
名誉のためならというような監督の情熱に振り回される話っていう
印象が私は強かった。(^^;)
一人の監督が未到の島、未確認の島に行って映画を撮ろうと思うところから、
この映画は始まる。
しかし、この監督に援助金を出していたスポンサーは彼の才能に見切りを
つけ、今までの金を返せと言い出す。
それを逃れて、賄賂で貨物船(?)に乗り込んで、警察の追ってから逃れ、
周りの人をだまして、その島(髑髏島)へと向かうんだけど。
その島は、太古の自然や生き物がそのまま残っているようなところで、
そこに済む原住民はその島に住む怪物へ生贄を差し出すような人々。
それで、この映画の女優に選ばれた元売れない喜劇役者が、その原住民たちに
さらわれて、怪物の生贄にされてしまうのだが・・・。
その怪物がキング・コングなのだ。でっかいゴリラ。
それで、その彼女を取り戻そうと、彼女に恋した男(劇作家)と、その他、
船の乗組員、そして監督ももちろん、監督はカメラを手放さず、彼女を
探しにいく。
んでもって、その島は、恐竜がいたり、虫も馬鹿でかかったりと、
恐ろしい島なんだけど、とにかく、それらに、襲われまくるんですけど、
激しい感じで見ていて疲れた。(^^;)
恐竜が下り坂でいっぱい将棋倒しになったり、口の中から口が出てくるような
気持ち悪い巨大ヒルのようなものに、すっぽり頭や腕を食いつかれたり、
そんな島に自分が行ったなら、耐えれないな、きっと。
最後に、カメラが壊れてダメになった監督は、次なる儲けとして、
コングの生け捕りを考え付き、生け捕りにしてニューヨークで
見世物にして、一躍脚光を浴びる。
その生贄の彼女(アン)に恋したキング・コングは、その見世物小屋(劇場)を
暴れて抜け出して、彼女(アン)を探し回す。
そして、彼女(アン)に会えてつかの間の二人の楽しい時間を過ごすんだけど、
すぐに軍隊に見つかって、追い詰められる。
しかし、彼女を守ろうと最後までそれを第一に行動するんだよね。
それでタワーのてっぺんで飛行機からの銃撃で死んでしまうんだけど。
「逃げ延びることはできなかったのかなぁ。」
「所詮、野生の獣ってことだろう。」
みたいな台詞をコングの死体の近くで警察が言うんだけど、
あの例の監督が、「いや、コングは美女に殺されたんだ。」
とクール(?)に言って、去っていってこれでこの映画は終わる。
正直、「え~~~~?!」と思った。
いやいや、監督、あんたが全ての原因でしょっ!!
監督によってコングは殺されたんだよ~~~。
そして、あんたの思いつきに振り回されたり、それによって命を
落とした人たちの立場は・・・。
なんで、あんたは何事もなく生き延びているんだ?
とっても納得いかない終わりだった。
世の中そういうものだといいたいのか?(-_-)
愛する者がいると、一人でいるよりも確かに自分の身を守りにくくなるもんだよね。
その人を守ろうとすれば、それだけ隙がどうしても生まれるし、
ある程度、自分の身を危険に晒さなくてはならない。
コングはそんな愚かな死をむかえて気の毒という映画なのだろうか?
いやいや、そうは思いたくない。
そうまでして守りたいと思える相手に出会えるって私は幸せだなと思う。
でも、あんな終わりは辛い。
監督はどうしてあんなに強運なんだぁ~~~。
コングと美女の心の通い合いも美しく、印象的だったんだけど、
私はあの監督が一番強烈だったなぁ。
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