第一章「盗人にも五分の理を認める」
ここでは、人に対して、批判、非難することは、
天に向かって唾を吐くようなものだと書かれていました。
天に向かって唾を吐けば、自分にその唾はかかりますよね。
だから、人に批判や非難をすれば、それは自分に跳ね返って
くるというものでした。
罪人のほとんどが、自分のことを悪人とは思ってはおらず、
善人だと思っているのだそうです。
だから、自分の犯した罪にたいしては、仕方なしにそうするしか
なかったといった理由を必ずといっていいくらいに述べるのだそうです。
それは、罪人に限らず、一般に普通に生活している人にも言えるのだが、
やはり、批判、非難されると、それに対して、不満に思うわけです。
ひどいときには、それに対して恨みさえ持つ事だってある。
人を批判、非難するのは簡単なことだけど、
それが最善の方法であることは稀であるというのだ。
誰も批判、非難なんかされたくないのだ。
自分は正しいと思っていたいものなのだ。
だから、人の悪い部分ばかり責めてはどうしようもなく、
それよりはいいところを褒める、見つけることが重要だと書かれてあった。
これ、当たり前といえば、当たり前だけど、なかなかどの人も
できてないことですよね、・・・私も含め。
あと、人を理性の生き物ととらえるよりも、感情の生き物と
捕らえる方がいいとも書かれてありました。
その人の気持ちを大切にしないと、いくら理攻めでそれが正しい
としても、心を動かすことはできないという意味なんだと思います。
人を動かす原則1
「批判も非難もしない。苦情も言わない」
とのことですが、よっぽど迷惑をかけてくる人にも
苦情を言えないとなると結構大変な気もしますよね。
・・・けど、どうして相手はそうなのか?を考えたり、
知ろうとすることで、新しい解決法は見つかるかもしれませんよね。
苦情を言って、押さえつけても、それが原因で恨まれることも
ありますもんね。
人って理由なしに行動するってことが少ないと思うので、
その原因がどこから来ているのか・・・まで見ることができれば、
心をもっと大きく持っていられるのかも知れませんね。
何かとせわしい世の中ですけど、自分の保身ばかりに気を
とられるのではなく、そうやって、人の気持ちも察しながら
生活していけると、もっと自分自身の心も余裕が生まれるんでしょうね。
・・・・心がけていきたいです。
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