台風の影響で、箱根へと続く有料道路の入り口全てが
ふさがれており、だから1号線に車が集中している様子でした。
車はほとんど動いてません。
「1号線だけは一応は箱根に入れるのかな?」
と思いながら、バイクの強み！車の間を走っていきました。
パトカーが逆の道を走っていたり、警察が道路脇に立っていたり、
消防の人が出ていたり・・・かなり厳重警戒になってました。
でも、私はとにかく箱根に向かって進みました。
すると、あと少しで箱根湯元というところで、
工事で使う黄色と黒の縞々の通行止めが道路に置かれていて、
そこで車の先頭が停まって動かない状態になってました。
中にはUターンで引き返す車もいます。
通行止めのところには警備の人が立っています・・・。
「あと少しっていうのに、・・・」
と思っていると、後ろからバイクが走ってきて、
なんと、その通行止めをよけて湯元へと入っていきました。
でも、警備の人は別に気にしてない様子でした。
バイクはいいのか？
「・・・・よし！私も！！」
ということで、ドキドキしながらも通行止めを突破してみました。
無事通過できました。
湯元に入ってしばらくすると、また通行止めがありました。
箱根山に入る手前で通行止めされていて、やはりここも警備の人が
たっています。
「箱根山は全山通行止めだもんなぁ・・・」
雨量が一定以上の基準を超えて降り続くと、全山通行止めになるらしく、
もちろん危ないから通行止めになるわけですが・・・。
すると、さっきの先に行ったバイクがまたもやすり抜けたんです。
でも、やっぱり警備の人は気にしてないので私もついていきました。
山に入って走ると、普段は休日ともなると車のとおりが結構あるのに、
私一人走行の状態が続きました。
山斜面ではあちこちで通常ない滝がザーザーできていました。
「とにかく、宿までたどりつくぞ！そうすればなんとかなる！！」
そんな思い出無我夢中で雨の中、山の中、一人走り続けました。
本当に見事に誰もいなくて（全山通行止めなんだから当たり前ですが）
「普段だったら一人で走るって状況にはなかなかなれないだろうから、
ある意味今日来てよかったかも・・・！」
なんて思ったりもしながら、とにかく初めての箱根の道を走ったのでした。
宮ノ下までたどり着き、ここらは少し土地感があるので、
ちょっと安心しました。
宮ノ下まで着けば宿まであと少しです。
ユネッサンの近くなので、まずはユネッサンを目指します。
すると、ユネッサンの横の道を登っていかなえればならないのに、
またしても通行止めが・・・。
もう、ここは一人でしたけど、通り抜けて宿へと向かいました。
だって、ここで立ち往生してたら余計に危ないじゃん！ってことで。
宿には10時に着きました。
家を出たのが4時、・・・つまり6時間もかかってしまいました。
途中、迷ったりしたせいだと思います。
多分、本当ならもっと短い時間でつけると思います。
途中、転んで右側のバックミラーが壊れて、不安に思ったけど、
それ以降、車線変更が必要な大きな道路もなかったし、
車自体が少なかったのでよかったです。
車がいたとしても、みんなゆっくり走行か、停まってたから。
宿の名前はB&Bパンシオン箱根。（詳しいレポはこちら）
一人旅でも泊まれるホテルです。
宿は3時までチェックインできないので、とりあえずは荷物だけを
預けて、ユネッサンに行くことにしました。
その宿はユネッサンと同じ系列なので、フロントの人にいうと、
割引券をくれます。（事前チェック済）
かなりお得な感じです。
それと、ありがたいことに、巡回バスが出ていて、
これなら台風がこの後、箱根を襲おうともなんとかなるだろう、
ってことで巡回バスに乗ってユネッサンに向かったのでした。
カッパを脱ぐと、途中、バイクで転んで膝と肘のところが
破けたせいで、その穴から雨が入り、
ズボンもシャツもビショビショでした。
つづきはその３で。
