Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

「青い池のライトアップ」 - 今年も開催する予定!

2015年03月21日 | 美瑛町の冬を世界に売り出す!
「美瑛町青い池のライトアップ」
今年も開催する予定!

先日「冬のライトアップ」等、冬の観光・芸術に関する実行委員会が開かれました。
その会議で今回の「青い池のライトアップ」に関する総括、課題について話し合われました。
その結果、
基本的には今年も実施する方向で決まりました。
もちろん管理の問題、マナー違反、開催期間や他の場所でのライトアップなど、
今後色々話し合いが必要な課題はあります。
しかし今回、
事前広告が殆どなされないまま開催したにもかかわらず、
来客数も予想を超えて好評であり、
さらに今後上手に利用する事で費用対効果が大きく見込める事から、
次年度開催が基本的に決定致しました。

照明機材等は今回購入した訳ですから、
来客数から考えても当然の決定だろうと僕は思います。
また他の毎年行われる一日もしくは二日間だけの大きなイベントと比較すると、
開催日数に対する諸費用が少なくて済みます。
要するに照明器具等は今後何年間も使用出来ますから一切無駄になりません。
また札幌雪まつりに代表される様な雪像作りの場合は、
その人件費に毎年莫大な費用がかかります。
それに比較して今回のライトアップは、
この冬の降雪が少なかったという事はありますが、
一度設置さえすれば、除雪やトイレ清掃等の人件費は、
71日間という長期開催に対して少ない、僕は個人的にそう思いました。

僕がこの街に住んで14年間、
冬の閑散期における集客に関して、
これまで大きな効果を見込める様な有効な対策が殆どされていませんでした。
今やっとスタートラインに立ったような感じがします。
今後どの様にしてこれを町の収益に結びつけるか?
まず第一に集客する方法を考える。当然です。
そして次・・・。
いよいよ今年の冬が本当の意味で勝負でしょう。

次年度に向けて役場の皆さんも動き出しました。
2種類のポスターの制作も間もなく開始致します。
この夏から、冬に向けての告知・広告を行い、
色々と集客のための行動が為されるでしょう。

僕は昨年町長と懇談した際に、
「4年間位の長期間でこのイベントを考えたら良いと思います…。」
そう話させて頂きました。
要するに年々良くしていきましょう。
毎年徐々に来客数が増える様に色々工夫していきましょう。
そういう事です。
今後有志の皆さんから色々ご意見を賜りながら、
これから美瑛町の冬を支える定番の素晴らしいイベントになっていって欲しいです。

これから書く事は僕の個人的な発想ですが、
今後は方向性を間違わない事が大切だと思います。
特にこれから書く事が一番重要ですが、
今後観光にける大きなイベントを成功させるには、
世界に売り込めるイベントでなければいけません。
要するに、写真や動画を撮って、それが世界で話題になる様なイベントです。

もしそれが出来ないなら、大きな費用対効果は見込めません。
日本人はもちろん、外国人のお客様に多数来て頂けるようなイベントを行う、
当然そのためには世界に向けて話題作りをする。
要するに、世界に向けて発信する!
これがとても大切です。
そういう発想が無ければ成功しません。
少なくとも僕はそう考えています。
・・・・・
ところで、
僕は個人的には今回限りでプロデュースを辞めたいという気持ちでいます。
当初から実施反対者の意見を聞く窓口の様な役割まで担い、
多くのメッセージに返答し、また池に降りる者も多数いました。
正直に言いまして、1日2日ならともかく、
70日間という長期にわたって、精神的な負担が大きく、
写真家と宿の経営者まで兼ねてするのはしんどかったです。
特に宿を経営している関係で電話に出ない訳にはいかず、
出るとライトアップに関する反対意見だったり、
『なぜあなたはそれをするのか?』
などと言った質問の電話まで多数ありました。
それ故、殆ど留守番電話にするようになりました。
もちろん無報酬で引き受けましたが、
スタッフの応援や理解が無ければ到底出来ませんでした。
第一回目は成功しましたから、僕の仕事は十分果たしたと思います。
また美瑛町には僕以外の写真家やアーティストもたくさんいます。
皆さん僕程度の発想や知恵はお持ちでしょうから、
次回はぜひそういう方々にご協力頂くのが良いと思います。

今回美瑛町において、初めての長期間に及ぶ大きなイベントでした。
こういうイベントは一回目が大切です。
最初に失敗したら、悪いうわさや評判が生じて、
余程の事が無い限り2回目以降に成功させるのは難しいです。
しかし今回は幸い事故もなく成功しました。
僕は自分の責任は果たしたつもりです。
世界に向けての広報活動も含めて、
僕の出来る事は有言実行したと思っています。
次回は冬までに、告知・広告等の宣伝をしっかり行えば、
間違いなくもっと多数の方が訪れるでしょう。
僕は自信を持ってそう言えます。
それだけ国内はもちろん、世界にも発信しています。
基礎的な広報等の準備は出来ていますし、
外国人観光客は4、5ヶ月前から旅行先を決めますので、
今後旅行会社等にどんどん宣伝して頂ければ相当な集客が出来るはずです。

ということで、責任は果たしましたので、
出来れば今回でお役御免にして下さい。
(#^.^#)
最後になりましたが写真をどうぞ。


「The One Tree」 北海道美瑛町 夕方撮影。

いつもよく撮る同じ被写体で創作練習をする。
僕にとってはこれがとても大切な訓練になります。
やはりArtistは、雑念にとらわれず、
己の進むべき道を進んだ方が良い作品が出来ますね。
(#^.^#)
追伸:
昨日書いた上記文章に対して、早速多数のメッセージを頂きました。
殆どが「お疲れさまでした。」「ご苦労様でした。」、
そういう内容でしたが、2件ほど、
「せっかく種を撒かれたんですから、もう少し芽が出るまで頑張って下さい…。」
「ここで白石さんが辞められますと、おそらく次回はつまらないイベントになり、そしてそれで終わりになるでしょう…。」
そういう文章を頂きました。

わざわざ書いて頂きありがとうございます。
ただ・・・う~~ん、難しい問題ですね。
実は皆さんが考えていらっしゃるより、相当に、遥かに精神的に大変です。
世界に通用するレベルでやろうと思うなら協力者が絶対必要ですし、
またそれを実行する皆さんの意識が相当高くないと出来ません。
現実に地方のイベントが結局つまらないもので終わってしまう背景には、
そういう問題があるのです。

「意識」がいかに大切か!
改めて、僕自身が今回学びました。
正直に言いまして、今は少々疲れました。
しばらくよく考えさせて下さい。
お気づかい頂き、また優しいお言葉も書いて下さいまして、
心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました!

ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
★ケント白石 写真家のCafe「てふてふ」
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