緋色の空とセレナード

ラファエル・クーベリック指揮イスラエル・フィルで、ドヴォルザーク「弦楽セレナード」を聴く。
このアルバムでは他に、ゲオルグ・ショルティがチャイコフスキー「セレナード」を指揮している。
いずれも手堅い作品に仕上げたところはさすがだ。

その「セレナード」を聴きながら、この画像をアップした。
これらの曲と画像に違和感がない。映像に音が入るとグッと締まる感じだ。
曲と演奏が如何にハイレベルであるかの証拠だ。

淡紫色の空

地平線は雲に覆われ、日の出の気配はなかった。
いつもの鮮やか色に染まることもなく、風のない穏やかな夜明けを迎えた。

この日は、通称「能古渡船場」近くの防波堤に三脚を構え、夜明けを待った。
人工海浜の描く緩やかなS字の砂浜。
子供達が小学生の頃、海水浴に何度か連れて来た浜でもある。
風のない水面には、今日の夜明けを迎えたタワーが写っていた。

Minolta-α9000+28/135mm Fuji Velvia　1990年代初頭 福岡市西区愛宕浜


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瑠璃色の朝

愛宕山頂から、タワーの夜明けを待った。
濃度の高い湿った空気の中、いつもとは異なる東の空。
足元には街路灯が、前夜来の名残りをとどめていた。
辺り一面、同時に色を成してきた。全体がブルーだ。

これ、瑠璃色というのか。
このような色の夜明けも珍しかった。

Minolta-α9000+28/135mm Fuji Velvia　1990年代初頭 福岡市西区愛宕山頂


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タワー、夜明けから日の出まで。一挙八コマ投入す！

夜明け前のタワーである。

東の空に何処へか群れ飛ぶ海鳥たち、無編隊状態。

続く、第二海鳥無編隊。

上になり下になり、続々と第三、第四の海鳥無編隊。


そうこうしている間もなく、今日の太陽がタワーの付け根から顔を出した。
河口水面には、無編隊飛行我関せず第一海鳥哨戒群、点々。

上に無編隊、下に太陽の図。

一気呵成の勢いでタワーハーフミラー部に太陽は突入、それを見届けるかのようにして、
海鳥無編隊最終突撃群がバラバラ通過して行った。


Minolta-α9000+28/135mm Fuji Velvia　1990年代初頭 福岡市西区豊浜


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ドラマの予兆

今日一日のドラマを予兆させるような朝焼け。
鏡のような室見川河口。

美しい、日本。

Minolta-α9000+28/135mm Fuji Velvia　1990年代初頭 福岡市西区豊浜


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