福岡タワーとの対話

タワーと出会い早30年。動画制作にも意欲を持つ令和版高齢者!

'70代の青年、DENON PMA-700がベームの「田園」にかぶりつく

2015年07月15日 22時49分58秒 | 音楽、かぶりつき
退院後、仕事らしい仕事をしてなかったアナタ(DENON PMA-700)に、今夜は久々な本気の仕事をやってもらいましょう。



お~っと! なんだこの芳醇な香り立つ音の寂光感は? まるで、妖艶な過去を持つブランデーの様子ではないか!


あああっ やっぱし! この曲、この指揮、この演奏かっ!
Beethoven Album 4 : Symphonies Nr. 6 In F Major 'Pastoral', Op. 68

Karl Böhm: Vienna Philharmonic Orchestra
ベートーヴェン作曲:交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
指揮:カール・ベーム
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1971年
HMVに《1971年録音の『田園』は、スケール大きく頑健なフォルムをオケの美音が埋めてゆくという、ベームがウィーン・フィルを指揮したときの相乗効果ともいうべき共同作業の成果が示された素晴らしい演奏》とありますが実はそれ以上に、全くの名演であることは論を俟たないのだ。誰が何と言ってもベームの田園がイチバンなのだ(と、博多の酔っぱらいオヤジがワメイテイます)
しかしそうでしょう?読者の皆さんもそうお感じになりません?
他に数多(あまた)数あれどとは言え、この演奏を凌ぐものが一体世の中に存在しますか?(少し強引で、くどいですねえ)

淡々と仕事するPMA-700。まさに至芸の職人技“いちいちうるせぇ~ッ”的な掠れ声がサマになる職人仕事です。博多弁では“いちいち、しゃあしかねぇー”となります、ハイ。

200年前のマイスターが仕上げた作品を、40年前にマイスターたちが指揮・演奏し、40歳を超えたマイスターな道具で現在(今に)聴かせる、と言ったところでしょうか(チと違う?)ま、いいか。
しかしですねえ、全曲聴いて全く聴き疲れしないんですよ。コレって凄くないですか? 名演って結構な数、有るように言われますがね、実際に全曲聴くことって正直、多くないんです(当方の場合は)
でもこの盤だけは、一度聴き始めるとだいたい、全曲聴き通します。それだけ自然なんです、演奏も出来も。しかもそれを再生する道具(この場合、アンプを指す)がこれまた、良い仕事してくれてますんですよ(泣)
駄弁はこれ位で、ハイ。
素晴らしい演奏です。未だこれを越える演奏にお耳(?)にかかったことが有りません。
と言うことで、今夜は名演を“我が家の”名器で再生しました。再生と言うより、演奏のその場に異次元滞在したような気分に浸れました。コレって或る意味“シ・ア・ワ・セ”ですか?



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