映画「ビッグフィッシュ」を観た。
2003年製作のアメリカ映画。
監督はティム・バートン。
原作はダニエル・ウォレスの物語。
脚本はジョン・オーガスト。
出演はユアン・マクレガーほか。
不思議な感じの、観終わった後に
満足感に浸れるファンタジー映画。
どんな話も面白おかしく盛りまく
ってしまう老父。そんな父に反発
する息子。いつしか老母を介して
しか話をしなくなっていた。
老父が発作で倒れ久々に帰宅する
息子。せめて死ぬ前くらい本当の
人生を語ってくれと老父に頼む。
老父の回想する半生は奇想天外な
ものだったが、あながち嘘ばかり
でもなく・・・。
ティム・バートン監督の撮る映像
は独特だ。「シザーハンズ」や
「チャーリーとチョコレート工場」
と同じ人だとすぐ判る。不思議で、
なぜか懐かしさを感じる美しさだ。
観終わった後の満ち足りた感じは
どこからくるのか。それは老父の
人生が幸せなものだったと思える
からに違いない。その真偽がどこ
までかは関係なく。
誰しも自分の人生を多めに盛った
り飾ったり。それは、多少のこと
ならば、悪いことではないんだね。