映画「ミナリ」を観た。
2020年のアメリカ映画。
監督・脚本は
リー・アイザック・チョン。
出演はスティーヴン・ユァン、
ハン・イェリ、ユン・ヨジョン、
ほか。
アメリカに住む韓国系移民の一家。
娘・息子と父母。そして韓国から
呼び寄せた祖母。それぞれに思い
を抱きらながら生きていく家族の
姿を、息子に近い視点から描いて
いる。
ミナリとは芹を表す韓国語。
祖母が韓国から種を持ってきて、
水辺の土地で韓国食用に栽培する。
韓国から来てアメリカの土地で根
を張ろうとする一家を象徴してる
のだろう。
事件らしい事件が起こらず、起伏
に乏しいと感じるかもしれない。
祖国を離れ、異国でマイノリティ
として暮らす不安や心細さ。移民
ということ自体が大事件ではある。
その点を想像すると夫婦の苛立ち
も理解できるかもしれない。
祖母役のユン・ヨジョンが第93回
アカデミー賞で助演女優賞を受賞
している。アジア人として63年
ぶり、二人目の受賞だそうだ。