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聴刻堂日乗

映画「常田大希 混沌東京 -TOKYO CHAOTIC-」

「常田大希 混沌東京
 -TOKYO CHAOTIC-」を観た。

Netflix配信のドキュメンタリー。
元はNHKの作品で拡大版らしい。
2020年の音楽活動の映像だ。

とにかく圧倒された。
この人はいったいどんな世界に棲
んでいるのだろう。

自ら十種の楽器を演奏し、
作曲・編曲を行い、
プロデューサーの役割もし、
チームを率いるリーダーでもある。

デビュー前にデモテープを持ち込
んで、「音楽は良いけどこのまま
では売れない」と言われた時に
思ったと言う。

「音楽の歴史に向き合い、楽器に
向き合い、なぜ売れるものに自分
を合わせなければならないか」

なんと強烈な自負心だろう。

「恵まれてるのは、世間の評価と
は全く関係の無い自分たちの尺度
で作品を評価してくれるチームが
居るってこと」

「カッコいいことをしたい、
カッコいいものを作りたいって
そういう所でつながってるから」

才能ももちろん凄いんやろけど、
それをとことん追究してるんやな。
そこがほんまに凄いんやなぁ。

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