コンセールルミエール

フルートアンサンブル 
コンセールルミエールのブログです。

エミリー・バイノンさんと日本

2015年11月12日 | ルミエール
エミリーと最初にあったのはもう20年近く前になるのかしら。今も美人で素敵だけれど、12歳の時には全英写真コンテストで優勝した美少女ちゃんでした。エミリーが写っている古い写真を少し。吉野町市民プラザでルミエール主催でフルートアンサンブルのレッスンをしてもらったことがあります。

ちなみにエミリーの隣の小さな高校生が真衣子です。高校生チームはモーツァルトのアヴェヴェルムコルプスをレッスンしていただきました。

ルミエールも。最後には一緒に演奏したのはバッハの管弦楽組曲の中から数曲吹いてもらいました。



一緒にマンチェスターのコンヴェンションにも参加しました。一番左はピアニストのクリフォードベンソン。


前回ダクさんでマスタークラスをしたとき。このときは結構スリムになっちゃってる。

エミリーは本当に心から日本を愛してくれています。そのひとつの理由が神戸国際フルートコンクールで入賞したことから、自分のフルーティストとしてのキャリアが始まったと感謝してくれているからです。その神戸コンクールが今廃止の危機にあっています。世界4大コンクールに数えられるこのコンクールがなくなることは本当にもったいないです。エミリーから神戸市長にメッセージを寄せてくれています。
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 1993年の7月下旬、日没からほどない夜に、私は神戸国際フルートコンクールの出場者用のホテルに到着しました。その上品なホテルは蒸し暑い神戸の繁華街に面していました。中では何十人ものフルート奏者が一次予選に向けて一心不乱に練習しており、私は音の洪水に飲み込まれそうになりました。
 出場者の中には何人かの知った顔がありましたが、続く10日間の選考過程において、世界中から来たフルート奏者と新たに友人となりました。彼らの多くとの関係は、今日に至るまで続いています。
 コンクールの運営は大変洗練されており、伴奏者や、ファイナルでの神戸室内合奏団の演奏レベルも大変すばらしいものでした。真のフルートファンや幅広い層のフルートを学ぶ人々、ハイレベルなコンクールに興味を持って集まった地元の人々等から成る聴衆は、熱心で温かでした。
 そしてコンクールのために課題曲を仕上げること自体が、既に重要な学習プロセスでした。神戸でこれらの素晴らしい演奏家たちと出会い、熱心な聴衆の前で演奏をすることができたことは、非常に得難い経験でした。
 直接的な結果として私は賞を得ることができ、その後何年にもわたり、日本で公演やマスタークラスを実施する機会に恵まれました。何度目かの来日の際には、日本の誇る美しいフルートブランド、アルタスの創始者である田中修一と出会い、以降、私はアルタスを使用し続けています。
 私は神戸国際フルートコンクールがもたらしてくれた日本の聴衆や学生、市井の人々や日本文化との出会いに、心から感謝しています。神戸でこれらの素晴らしい演奏家たちと出会い、熱心な聴衆の前で演奏をすることができたことは、非常に得難い経験でした。
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そして、コンクール存続のために、エミリーは尽力をしてくれていて、火曜日には神戸うはらホールの「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団4人のフルーティストの競演」というコンサートもしてくれました。コンセルトヘボウの4人は皆、神戸コンクールの入賞歴があります。

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