WILLY WONKA & IN THE CHOCOLETE FACTORY.
(邦題・夢のチョコレート工場 日本未公開作品)
もちろん原作はロアルド・ダール。
ウォンカ役は「ヤング・フランケンシュタイン」のジーン・ワイルダー。
この人は個人的には大好きな役者なのだが「ウーマン・イン・レッド」以降、スクリーンで見掛けることがなくなった。生きていればかなりご高齢だろう。
チャーリーは子供なのに顔が大人くらい大きい異様な子役が演じました。(その後の出演作は不明。)
こちらがウォンカを演じるジーン・ワイルダー(天然パーマ?)
内容の流れはT・バートン版とほぼ一緒なのだが、CG処理など夢の話であった1971年らしく、ストーリー上、不可欠な特撮は気合いとガッツと根性とエスプリの効いた小道具・大道具で乗り切っている。
特筆するのはウンパルンパ。バートン版では小人俳優ディープ・ロイをCG処理で大勢に見せていたが、こちらは全て小人俳優達が演じている。
彼等はサイズに個体差があるのでちょっと大きなウンパルンパや太りすぎのウンパルンパがいて逆にリアルである。彼等が歌い踊る場面はある意味で本当に怖いぞ!
クライマックスに出てくる「ウォンカ・ベーター」自由自在に動くと言っているワリには上にしか行かない。
バートン版では見事に全ての権利を獲得したチャーリーが家族と工場に住むまでにはサイドストーリーがあったが、こちらはウォンカが家族と一緒に工場に移り住むことを素直に了承。
そしてラスト、チャーリーを抱きしめたウォンカのセリフ、「突然、夢がかなった人はどうなったと思う?‥幸せにくらしたとさ‥。」
こういうセリフにアタシャ泣けちゃうのよね。
J・デップのウォンカもエエけど、J・ワイルダーのウォンカもエエなあ!
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