今月は5組の方からのご相談で面談しました。
ある1人のお母さんは、息子に悪いことしたと泣いていました。
家を手に入れてから、化学物質の経年暴露で5年目くらいから健康被害が起きている方が多いように思います。
そのまま10年を経過して、普通の生活が出来なくなった方もいます。
アトピー、喘息、偏頭痛、倦怠感、うつ、やる気低下、化学物質の影響は様々です。
そのような家に伺い、室内化学物質濃度を測ると、厚生労働省の室内化学物質濃度指針総合値400μg/m3 (暫定値)の10倍以上の化学物質が検出されています。
これは一生吸いつづけでも健康被害が出ないとされる数字の10倍という数字です。言い換えれば、この家は10倍も加速して健康被害が起こる確率が高いということです。
化学物質濃度の総合値を400μg/m3を暫定値を定めているのは、達成可能だろうとするギリギリのラインとしています。
クロルピリホスなどが僅か 0.1μg/m3で新生児の神経発達への影響及び新生児脳への 影響があるから、暫定値としか定められないのです。
室内建材に含まれる化学物質は、水と反応したり、熱と反応したりして室内に放出され続けます。
メダカを室内で飼うとメダカが死んでしまう家があるので、気になる方は家でメダカを飼ってみてください。
売られているメダカは、水草だけで生きていますが、、、。
メダカを家で飼うと死んでしまうので、酸素不足と思ってブクブクを買われてみても良いでしょう。
室内の空気を水中に入れると化学物質濃度が高まりメダカが死ぬのが加速される例もあります。
無添加の家と思って買ったら実際には無添加ではなく、メダカが死んでいると言われた方も、今週お越しになられています。
家の対角線上の窓を10cmくらい空けて空気循環を良くすると、メダカが死ななくなります。芳香剤や消臭剤、香りの柔軟剤も化学物質ですので、使用を止めて確かめてみられるもの良いかと思います。
特に香りの柔軟剤においては、その毒素はトルエン(シンナー)の1万倍の強毒素であるイソシアネートが香りを持続させるマイクロカプセルで使われています。
EUでは今年の2月から販売禁止となっている化学物質です。
ご参考まで。
≪記事執筆者≫
コージーベース株式会社
代表取締役 松本好司
愛媛県松山市生まれ。
富士通に在職中は社長表彰をはじめ26年間で28回の経営表彰を授与。
その後、広島県庁の特別職として経営企画アドバイザー、国の研究機関のプロジェクトマネジメントアドバイザー、公立大学の経営大学院(MBA)の新設などの公的職務を歴任。
その後、建築学科がある学校法人の顧問、専門委員などに就任し、科学的知見をもって健康で安心な保育園の設置アドバイザー、健康自然素材の健康住宅の事業をしています。
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