皆さま、ニーハオ!
『撮影の基礎』は、参考になりました?次号の前に、お題『玉ボケ』についてお送りします。
写真同好会の中では、前会長の名前を借りて『不動流』とも呼ばれる『ボケ』表現。
このボケは、英語(Bokeh)にもなっているほど写真界ではチョー有名な表現方法で、写真の一部を意図的にぼかす表現方法。一部がぼけている写真ですよ。全てがぼけているものはピンボケといいます(^^♪爆)。
このボケの中でも逆光の点光源がぼけて写されたものを特に玉ボケと呼び、幻想的な表現を創り出します。上の作例のように、人形の後ろに色彩豊かな水玉のように丸くぼんやりしたものが写っていますね。これが玉ボケです。この正体は何だと思いますか?実は、遠くにある街路灯やネオンですよ。とってもきれいでしょ(^^♪
さて、どのようにしたら玉ボケのある写真を意識的に撮れるのでしょうね?
☆ボケの撮り方
冒頭のように、玉ボケはボケ表現の一種です。ということは、まずボケの撮り方を知らなければ玉ボケを撮ることはできません。ボケ表現の写真とは、ピントが合っている部分が少ない写真です。先ほどの作例では、人形のみにピントが合っていて、その周りは全てボケています。このように、ボケをつくる、すなわちピントの合う部分を少なくする方法は、ズバリ!(^^)! 3つあります。
◎絞りを開ける
なにそれ?と言われそうですね(^^;)カメラ(又はレンズ)を正面、側面からよ~く見てください。『1:3.5-5.6』とか『F2.8』とか書い てありますね。この数字が絞り値(F値)と呼ばれるもので、書かれている数字が最も絞りを開けた時に得られるF値です。数字の意味はともかく、F値(数字)が小さいほどピントの合う範囲は少なくなります。
下の作例は、一番前のビール瓶にピントを合わせF1.4という絞りで撮っています。
◎望遠を使う
Vol.1の『ズームの落とし穴』でご紹介したように、広角と望遠では背景の写る範囲意外に見え方が変わります。望遠になるほどピントの合う範囲は少なくなります。
中望遠(70mm、F2.8)
望遠(140mm、F2.8)
◎被写体(主役)に寄る
被写体(主役)に寄るほど周りがボケやすくなります。もっとも分かり易い例は、どんなカメラにもある機能のマクロ撮影でしょう。マクロ機能(レンズ)で撮影すると、周りがとってもボケますね(^^♪
右の作例は、ものさしの10cmにピントを合わせて撮っています。
☆ボケの種類
ボケを便宜的に分けると次のようになります。分け方を意識する必要はありませんが、どこをぼかすのかによって写真の印象が大きく変わります。
前ボケ
後ろボケ
前後ボケ
☆玉ボケの撮り方
簡単にボケ表現とその撮り方について説明をしました。いよいよ本題の『玉ボケ』に入りましょう。
玉ボケはボケの一種で光源がボケたものですので、この玉ボケを撮影するには、光源をぼかす必要があります。ボケの撮り方だけでも、条件によっては玉ボケが撮れるでしょう。さらに簡単に光源を玉のようにボカして撮るポイントは3つあります。
◎光源が逆光であること
被写体(主役)に対して逆光ではなく、撮影者(カメラ)に対して逆光であることが、玉ボケの第一条件です。
◎光源が小さいこと
冒頭で点光源という表現をしましたが、光源が小さい方が玉ボケになりやすいです。
◎光源がピントの合わない位置にあること
玉ボケはボケの一種ですから、ピントが合ってはボケません(当たり前か(#^.^#)
したがって、被写体(主役)から少し離れたところに光源があることが条件になります。
☆お部屋で手軽に玉ボケ実験
ガラステーブル(長さ約1.2m)の最も手前に人形、テーブルの最も後ろに自宅にあった反射物を置いて、部屋の照明のみで撮ってみました。望遠(135mm)、絞りは開放(F2.0)です。
被写体(主役)は人形。上の作例は、被写体にピントを合わせ撮ったもので、後ろのリングや鍵が玉ボケを作ってくれています(狙い通り(^^♪)
作例の撮影時に、人形の頭に反射があることに気が付き、ピントを後ろのリングに合わせて撮ったのが下の作例です。カメラ位置は動かしていません。
このように玉ボケの光源は、反射するものでもOK。アルミホイルや霧吹きの水滴を使ってみても面白いでしょう。反射物を使用する場合は、ストロボライトを併用しても効果大ですよ(^^♪
~~WEB版では、作例は省略させていただきます~~
『玉ボケに挑戦!』いかがでしたか?
光源のボケ方は、カメラやレンズ、そして設定(特に絞り)によって大きく変わります。たくさん撮って、ご自分の好きなボケ具合を探してみてください。では、GOOD LUCK。。。。。なんちゃって(^^;)
『撮影の基礎』は、参考になりました?次号の前に、お題『玉ボケ』についてお送りします。
写真同好会の中では、前会長の名前を借りて『不動流』とも呼ばれる『ボケ』表現。
このボケは、英語(Bokeh)にもなっているほど写真界ではチョー有名な表現方法で、写真の一部を意図的にぼかす表現方法。一部がぼけている写真ですよ。全てがぼけているものはピンボケといいます(^^♪爆)。
このボケの中でも逆光の点光源がぼけて写されたものを特に玉ボケと呼び、幻想的な表現を創り出します。上の作例のように、人形の後ろに色彩豊かな水玉のように丸くぼんやりしたものが写っていますね。これが玉ボケです。この正体は何だと思いますか?実は、遠くにある街路灯やネオンですよ。とってもきれいでしょ(^^♪
さて、どのようにしたら玉ボケのある写真を意識的に撮れるのでしょうね?
☆ボケの撮り方
冒頭のように、玉ボケはボケ表現の一種です。ということは、まずボケの撮り方を知らなければ玉ボケを撮ることはできません。ボケ表現の写真とは、ピントが合っている部分が少ない写真です。先ほどの作例では、人形のみにピントが合っていて、その周りは全てボケています。このように、ボケをつくる、すなわちピントの合う部分を少なくする方法は、ズバリ!(^^)! 3つあります。
◎絞りを開ける
なにそれ?と言われそうですね(^^;)カメラ(又はレンズ)を正面、側面からよ~く見てください。『1:3.5-5.6』とか『F2.8』とか書い てありますね。この数字が絞り値(F値)と呼ばれるもので、書かれている数字が最も絞りを開けた時に得られるF値です。数字の意味はともかく、F値(数字)が小さいほどピントの合う範囲は少なくなります。
下の作例は、一番前のビール瓶にピントを合わせF1.4という絞りで撮っています。
◎望遠を使う
Vol.1の『ズームの落とし穴』でご紹介したように、広角と望遠では背景の写る範囲意外に見え方が変わります。望遠になるほどピントの合う範囲は少なくなります。
中望遠(70mm、F2.8)
望遠(140mm、F2.8)
◎被写体(主役)に寄る
被写体(主役)に寄るほど周りがボケやすくなります。もっとも分かり易い例は、どんなカメラにもある機能のマクロ撮影でしょう。マクロ機能(レンズ)で撮影すると、周りがとってもボケますね(^^♪
右の作例は、ものさしの10cmにピントを合わせて撮っています。
☆ボケの種類
ボケを便宜的に分けると次のようになります。分け方を意識する必要はありませんが、どこをぼかすのかによって写真の印象が大きく変わります。
前ボケ
後ろボケ
前後ボケ
☆玉ボケの撮り方
簡単にボケ表現とその撮り方について説明をしました。いよいよ本題の『玉ボケ』に入りましょう。
玉ボケはボケの一種で光源がボケたものですので、この玉ボケを撮影するには、光源をぼかす必要があります。ボケの撮り方だけでも、条件によっては玉ボケが撮れるでしょう。さらに簡単に光源を玉のようにボカして撮るポイントは3つあります。
◎光源が逆光であること
被写体(主役)に対して逆光ではなく、撮影者(カメラ)に対して逆光であることが、玉ボケの第一条件です。
◎光源が小さいこと
冒頭で点光源という表現をしましたが、光源が小さい方が玉ボケになりやすいです。
◎光源がピントの合わない位置にあること
玉ボケはボケの一種ですから、ピントが合ってはボケません(当たり前か(#^.^#)
したがって、被写体(主役)から少し離れたところに光源があることが条件になります。
☆お部屋で手軽に玉ボケ実験
ガラステーブル(長さ約1.2m)の最も手前に人形、テーブルの最も後ろに自宅にあった反射物を置いて、部屋の照明のみで撮ってみました。望遠(135mm)、絞りは開放(F2.0)です。
被写体(主役)は人形。上の作例は、被写体にピントを合わせ撮ったもので、後ろのリングや鍵が玉ボケを作ってくれています(狙い通り(^^♪)
作例の撮影時に、人形の頭に反射があることに気が付き、ピントを後ろのリングに合わせて撮ったのが下の作例です。カメラ位置は動かしていません。
このように玉ボケの光源は、反射するものでもOK。アルミホイルや霧吹きの水滴を使ってみても面白いでしょう。反射物を使用する場合は、ストロボライトを併用しても効果大ですよ(^^♪
~~WEB版では、作例は省略させていただきます~~
『玉ボケに挑戦!』いかがでしたか?
光源のボケ方は、カメラやレンズ、そして設定(特に絞り)によって大きく変わります。たくさん撮って、ご自分の好きなボケ具合を探してみてください。では、GOOD LUCK。。。。。なんちゃって(^^;)