大人になって漫画っていうとなんとなく恥ずかしい
あまり胸を張っていうことでもないというか
でも、ぶっちゃけ何個かは定期的に読んでいるけど
言い訳すると本だってちゃんと読んでいる
本や漫画だって、音楽だって感動を与えてくれるのって最高にいいなって思う。
主人公は、中学3年生のピアニスト有馬公生
お母さんは息子であった公生を世界に飛び回るピアニストに育てることが夢だった
ピアノ教室を営んでいたお母さんのレッスンは、毎日毎日何時間も怒鳴られながら、叩かれながら、泣いても許してくれないほどだった。
お母さんは病気にかかっており、公生はお母さんが喜んでくれるなら、元気になるならと頑張っていた。
そんな公生の演奏は正確かつ厳格でヒューマンメトロノームと呼ばれるほどで数々の賞を取り、同年代の演奏家からは憧れの存在であった。
しかし、そんなに厳しい練習にも耐えて喜んでくれるなら、元気になるからと頑張っていたのにお母さんが死んでしまう。
更に公生はピアノを弾いていても、途中から音が聞こえなくなってしまうようになってしまい、ピアノを弾かなくなった。
そして、公生は周りがモノトーンに見えるほど暗く落ち込んだ毎日を送っていた。
そんな公生が幼馴染の女の子である椿から、同じく幼馴染でイケメンの渡と宮園かをりという女の子が合う場に付き合ってほしいとお願いされる。
かをりはバイオリニストで音楽の話題ができるからということで誘われた。
少し早めについた公生は、待ち合わせ場所の近くの公園からピアニカの音色が聞こえることに気づき、様子を見に行った。
すると遊具のうえでピアニカを弾きながら子供たちとハトを呼ぼうとしている女の子に出会う。
この時、公生の風景は全部がカラフルに色づき始める、世界が輝きだす
そして、この女の子が宮園かをりだった。
かをりはバイオリンのコンクールがありみんなを誘いたかったのだった。
音が聞こえなくなりピアノを弾かなくなった公生は戸惑いながらもコンクール会場にいくこととした。
かをりの演奏は楽譜に忠実に弾かず、彼女自身の思うがままに楽しそうに演奏している姿を見て公生は惹かれた。
また、観客も彼女の演奏に感激し、忘れられない演奏となった。
渡を好きなかをりと自分はその渡の友人Aという関係がはじまったが、公生はかをりに惹かれ離れていたピアノに向き合い、そして成長をしていく