「逆ソクラテス」 伊坂幸太郎！

2020年4月発刊の伊坂幸太郎氏の「逆ソクラテス」！

「敵は、先入観。世界をひっくり返せ！　伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負！」の帯の文字に手にした際から期待感かなり大。事前評判も高いと聞いていたからね。
早速、スタート！短編5編だけど、あれっ幸太郎氏には珍しい小学生が主役者じゃん。テンポがすごくいいのでガンガン進む。確かに面白いんだけど、案の定軽いんだよなぁ〜。でも、幸太郎ファンとしては多少なりとも物足りなさはあるものの、新鮮さはある。
よく読むと、どれも大人の小学生時代の回顧録なんだよね。まぁ＾弱めだけど伏線もしっかりと用意され、切なさなんかも含まれ出来はまずまず。但し、光太郎氏のヒット作に共通する重厚さまで難しかったのが残念。でも、今回も「残り全部バケーション」を絶妙に絡ませてきたところが流石なんだよね。あれっ？っと気づいた時の面白さは格別だもんね。流石伊坂ワールド？