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日々是楽!(Enjoy it every day!)

「偉大なる、しゅららぼん」 万城目学

万城目さんは個人的には読んでいて最も疲れない作家さんの1人だ。
ようは読み易いのだ。難しいものは何もなくホント漫画のように読める。
奈良、京都、大阪と万城目作品は近畿を舞台に描かれてるが、今回は滋賀。ずばり琵琶湖の湖民のSF面白青春小説?とでも言えばよいのだろうか?
とりあえず、この作品も思いっきり万城目ワールド爆発だ。
「不思議な力」を持つ一族の高校生の話だが、これだけのスケールのストーリーを考えるって大変なことだろう。まぁ~毎回よくも悪くも万城目さんの頭の中を見てみたいと思わせるものばかりだ。「ホルモー」「あをによし」そして今回の「しゅららぼん」・・・表題の中に組み込まれてくる耳慣れない単語の気になる事。
よくもまぁ~こういったキーワードが浮かんでくること~?天才なんだろうねぇ~。
個人的にホルモーシリーズと鹿男はモロにツボにはまった。いやっホント面白かった。プリンセストヨトミはスケールはすごくデカく、へぇ~万城目さんはこんなデカい話も書けるのか?っとワクワクさせられた反面、個人的には少々面白さに欠けたかなぁ~?とも思わせた。
今回のしゅららぼんは、面白くてあーっと言う間に読み終えたが、どうもラストがイマイチ。何かこれっ!っとぐーっとくるものがなかった。
不思議な力について丁寧に書き連ねてきたわりには、〆において個人的には結局今までのって何だったの?と結構呆気無く感じてしまった。それでも、面白いんだけどね。このバカバカしさが。
この万城目ワールドには好き嫌いがあって当然だろう。直木賞候補にあがるたびに、へぇ~あの堅い先生方にも万城目ワールドわかるのかなぁ~?と嬉しくなるほど。何となく面白い小説ないかなぁ~?とお探しの方にはお奨めだ。

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