「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 リリー・フランキー

今年の正月は案外のんびりできた。元旦の初詣はともかく、そのあと３日にすでに仕事が入ってきていたため遠出する訳にもいかず、お酒とお餅、TVなどでのんびりと過ごさせてもらった。もちろんカミさんは初売りのため、いざっ出陣という感じで出かけていったが、逆に出かけてくれた分のんびりできたような気もする。

噂のベストセラー「東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン」を読んだ。絶賛されている本書だが、不思議な本だ。タンタンと進む前半、結末が予想されてしまう後半。なのにずっぼし心に来る。決してメディア上のリリー・フランキーは特別好きなタイプでもない。でも、この本は涙腺直撃してきた。後半の内容はホントベタベタなのだ。でも、かなりくる。リリーさんのよそ行きでない文章が良いのだろう。ストレートにくる。久しぶりに熱くなる本でした。これは絶対男の本だ。自分も久しぶりに生前のおふくろを思い出した。男性の皆さん特にお勧めです。

しかし、最近おそらく歳のせいなのだろう。涙腺がかなりモロイ。箱根駅伝も結構「東京タワー」なみにきた。亜細亜大学の皆さんおめでとうございました。途中フラフラになってしまった順大の選手、悔しいだろうが感動ありがとう。ナイスファイトでした。