ひな菊の丘から

久しぶりにカーラ・ボノフ

コロナ前、最後に聴いたのがちょうど同じ日だったというのはちょっと驚いた。2019年9月6日、その時の様子はこちらに、と書きたいところだけどブログには載せてなかったので、SNSから抜粋してこんな感じ。


カーラ・ボノフのライブはずっと前から手帳に書いてたけど、なかなか決心がつかず(秋にはあちこち遠出して遊びまわるので、お財布が軽くなりすぎ)とうとう当日になってしまいました。ビルボードには何度も聴きに行ったけど、いつも2人分なので家計にはきつかった。でも、やっぱり聴きたい。
予約してないから無理かもしれんけど、もし会場に行って空いてたら聴いてくるわ、と夫に言い置いて出てきました。毎日通勤に使ってる駅からすぐです。受付で、恐る恐る、「予約してないんですけど無理ですよねぇ」というと、恐らく無理かと思いますが、お待ちください、というお返事。そしてすぐに「自由席お一人様ならご用意できます。」と。やったー!!
自由席は空いてるところをお店の人と相談して選ぶ席、並んでだいぶ待ちましたが、私の番になってお姉さんが、ステージすぐ横か、両サイドのカジュアル席、相席でもよろしければアリーナの最前列がおひとつあります。と仰るじゃありませんか!もちろん即答です。お陰で、ニナ・ガーバーの手の動きがばっちり見えて、カーラのお顔のシワまではっきり見える席に座って楽しむことができました。
やっぱり聴きたいものは聴く、行きたいとこへは行く、やわ。


こんな感じで楽しんだようだ。二ナ・ガーバーがギターで来ていたので彼女のスーパープレイ、いやこの時はサポートに徹してたかな、でも素晴らしいギターを堪能することもできた。
そして今年は、リヴィングストン・テイラーとのツアーだそうで、リヴさんは、確か’79年にリンダ・ロンシュタットが来たとき前座で聴いたよな、と思って確認しようとしたが、チケットにその表示はなく、wikiを見たら、確かにその当時リンダのツアーに参加してた、とあったので覚え間違いではないだろう。でも、どんな歌うたってはったのか、なんて全然覚えてない。確か、J.Tの弟、っていうことだけが頭にあったのだと思う。

さて今回、やっぱり長いこと逡巡してて、ナオコねえさんとも、行きたいねえ、でも色々予定詰まってるしねえ、お金もね、とか話題にはしていた。ボーっとしている間にカジュアルシート(安いお席ね)は埋まってしまい、やっぱり行こうかな、と思ったときにはあれこれ合わせたら一万円超す席しか残っていなかった。でもね、前の時にも最後に書いたように、行きたいところへは行く、が今の信条になってるので、無理してでも行こう。だって、次の来日があるかどうかもわからんし(ま、彼女はほぼ毎年来てたので、あるでしょうけど)次は私が生きてるかどうかもわからんのやし。聴きたくても、もう絶対に目の前では聴けなくなってしまったたくさんのミュージシャンのことを思うと、やっぱりチャンスは逃しちゃいけない。

で、S指定席、それも正面ちょい右寄りのシートを予約。当日は1時間前開場だったので、少し早めにチケットをプリントして、時間調整に阪神百貨店のBFをうろつく。
かつての職場が西梅田からの通勤経路だったので、その頃は帰りによく寄ってお惣菜とか魚、買って帰ったのがちょっと懐かしく、ウロウロしてたら欲しかった青柚子発見!柚子胡椒を作るため、先日相方に買ってきてもらった柚子が3つだけだったので、これでは少なすぎる、と近所のライフに行ったら、なんと!ひとつ258円だった。こんな値段では買われへんわ、と諦めて帰ったのだが、ここではふたつ199円、これでも三田で相方が買った3つ180円には負けるけど、まあいいや、レジに持っていく。

時間になったので、開場のビルボード大阪に戻る。チケット発券機には列ができてた、よしよし。


なんかよくわからず、食事付き、というのを頼んでいたので来たセット。後で考えたら、早い時間なので飲み物だけにしといたらよかった。


さて、いよいよライブ開始。二人揃ってしょっぱなからHomeを。これ、東京公演を見てたO部さんから聞いてたけど、やっぱり感動した。ほんとにええ曲やなあ。そしてカーラ、声の艶はそのままだった。
次は、リヴのCity Lightsを二人で演奏した後、カーラが一旦ステージを降り、リヴのソロが始まる。彼の曲名はわからないけど、どれもイメージは明るくてさわやか。客席との掛け合いや、呼びかけも楽しくて、いちいち動作がウケを狙ってる感じ。お茶目なお兄さんだ。クリストファー・クロスの有名な曲をやります、とニューヨーク・シティ・セレナーデを歌ったのはわかった。
Life is Goodだったかな、日本語で『また行くよ、もう一度』って何度も歌ってた。

そして、カーラがステージに戻ってきたとき、MCでリヴさんが言った。「兄貴(J.T)に電話で、カーラと大阪に行く、って伝えたら、彼は大阪が大好きだと言ってたよ。そして、いいお客さまだったら、僕の歌を歌いなさい、よくなかったら、知らん。」ってこんな感じの内容だったと思う。歌ったのは(これもO部さん情報で期待してたけど)Carolina in My Mind 大好きな曲、滝本さんの思い出の曲、岡シスの大切なレパートリー。あ、そういえばHomeもだった。
そして、リヴさんはカーラを置いてステージを去った。ちょうど出入り口の角のところにいたイサオさんが握手してたのをしっかり目撃してた。ええなあ、あの席。

カーラの番だ。まずはピアノでAll My Life、Restless Nights、ギターでTrouble Again、リンダのもいいけどやっぱりご本家やなあ。この曲の時は、「ひとりでやるから手伝って」と手拍子を求めていた。ピアノに戻ってSomeone to Lay Down Beside Me、知ってる曲ばっかりでとても嬉しかった。客席の年齢層を見ても、それを期待している人たちが多いのかな、という感じ。

リヴさんが戻ってきて、Isn't She Loves Meを一緒にやった時、年齢が分かった。1951年には僕は1歳だった、ってことは今年73か、カーラも齢70を超えてるはずだし、でも衰え、というのを全く感じなかった。最後はギター2本で、The Water is Wide、ああ、これも嬉しかったなあ。私が歌い始めたのは彼女のバージョン聴いたからだもんな。
アンコールはOver the Rainbow、まだまだ聴きたかったけど、1時間もしない間に次の回のお客さまが入場する。でもいいや、堪能できたから。


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