島津MODEL1 に興味シンシンな者です。
表題にあるように、オーディオってなに?ふと思うことがあります。
皆さんはオーディオに興味を持つことがありますか?
私の周りには音楽や好きなアーティスト、アイドル、グループなどは
いてもその人たちの音楽、パフォーマンスをより良い音で楽しむという事を
あまり考えずに聴いたり観たりしている方が数多くいらっしゃいます。
ただ「聴こえるからコレでいい」とか、テレビを見て顔が観られるだけでいいとか、
どうしても!という時はコンサートに行くからとか、
そもそもオーディオにお金を掛けても音の違いが分からないので要らないとか。
かく言う私も違いが判るのか?と聞かれたら、いいえ!よくはわからない、です。
ではなぜオーディオにこだわる人々がいるのでしょう?
オーディオ評論家や音楽家の様な、ほんの些細な音の違いを聴き取る
類い稀な耳と感性を持ち合わせていない私のオーディオの聴き方は
ズバリ!自分にとって素晴らしく楽しい音に包まれたと感じられるか!コレにつきます。
Aというスピーカーと、Bというスピーカーを聴き比べて、その違いと言うより
どちらがより聴きやすい、魅力ある音に聞こえるか?で判断しています。
アンプも似た様な感じで、AとB、どちらが自分にとっていい感じで操作出来るか?
その上でより聴きやすい方を(勿論予算内で)選びます。
時々、オーディオ店へ購入目的で来る方に、AとBのスピーカー、どっちかいい音なんだ?
と販売員さんに質問している人を見かけますが、ご自分の趣味嗜好を他人に訊ねても、
訊かれた方は無論分からないので販売店のより利益率の高いものをお勧めする、しか無い
訳です。
良い音とは、聴く人、その人にとって良く聴こえる、心地よく聴こえる、なんの違和感も無く
聴こえる。ソレがその人にとっての良い音だと思います。
こんな事がありました。あるオーディオフェアに知人と一緒に行き、そこである有名なメーカーのスピーカーを高額なアンプでクラシック音楽を流していて、音の広がりの違いをメーカー販売員さんが力説していました。私にはその音の広がり具合の違い
がある程度なら分かったのですが、知人にはその違いがわからない様でした。
知人に訊くと「クラシック音楽は聴かないし、そもそも広がりと言われても何がどう広がり、
何をどう聴くとその違いが判るのかも分からない!」とつまらなさそうに呟いていました。
つまりは知人にとって、クラシック音楽は好んで聴くものではなく、知人の基準としている
音楽とは違っている!からわからないとなる訳でした。
皆さんは電話で知り合いと話しをしている時、その声が電話機の小さなスピーカーを通して聞いても知り合いと認識されていると思います。その声の出し方、話し癖、話の内容から知り合いの顔を思い出してくるのでは無いでしょうか。知り合いを知っているから判る訳です。
オーディオも同じ事で自分にとって良く聴く音楽、音源など、良く知る音を基準にして判断されると分かりやすいと思います。次はステレオってナニ?について書いてみたいと思います。