DANCE for REAL(ダンスフォーリアル・鳥取)

「DANCE for REAL」の
MITOが、鳥取県を中心に
ダンスやイベント情報について
書いています。

脳とアートと感動と

2013-11-19 06:28:44 | 日記
生きていく上で「なぜダンスが必要か」
と、たまに考えます。

今まで、ダンスが人に与える素晴らしい影響を
何度も目の当たりにしてきましたが、具体的な
説明を求められると「楽しいから」など
抽象的な答えに行き着いてしまう。

新聞で、脳科学の権威である小泉英明氏の講演
「アートって何だろう?``ほんもの``に囲まれて育まれる感動」
が、「さなめホール」で開催されると知り、
最先端の脳科学がどのように「アート」を読み解くのか
興味があって聴きにいってきました。



この講演は、「アートスタート全国フォーラム」の
一環で行なわれており、「赤ちゃんの脳神経形成」の
お話から始まりました。

面白かったのは、「縦縞の部屋」の中で育てられた子猫は、
一生「横縞」を認識することが出来ないという実験結果です。

幼少期に外からの入力信号に反応した神経だけが、
その後働くことが可能となり、外部刺激の無かった
コラム(※)は不形成となる。。

そのため、幼少期に豊潤で良質な情報に
触れることが大事だということでした。

また、脳は、「脳幹」「古い皮質」「新しい皮質」から
構成されており、「より良く生きるための脳」で、
理性や知育を司る「新しい皮質」は
現代教育で強化されているものの、、、

その、いわゆる「お勉強」を支える、「やる気」や「生きる力」
といった本能や情動を育む脳である「古い皮質」は、
「アート」によって鍛えられるということでした。

なるほど!!
「やる気や感動する力」を生み出す脳に直接働きかけるのが、
「アートのチカラ」なのですね。

私がダンスを始めて約20年ぐらい経ちますが、
自分でも不思議なぐらいダンスに対しては
常に「やる気満々」なのです。

踊ることで、いつも「古い皮質」を
刺激し続けているからかもしれないなぁ。。

多くの学びがあり、イベント後で疲れていましたが、
わざわざ淀江まで聴きにいったかいがありました!!

※コラム:大脳皮質において、似た性質を持った神経細胞が
     大脳皮質の表面に垂直な方向に伸びた領域


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