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米海軍次世代駆逐艦DDXGについて考えてみた。

2021-12-01 13:34:06 | 日記
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今回のお題はこちら…


「米海軍次世代駆逐艦DDGXについて考えてみた。」


米海軍が誇るイージスシステム搭載艦アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦とタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の退役が迫っています。


特にタイコンデロガ級は一番艦の建造が1978年と古く早急な更新が求められます。


そこで米海軍は退役するタイコンデロガ級及びアーレイ・バーク級の後継としてDDGXを開発します。


このDDGXには新規開発の装備をできる限り使わず、現在確立された装備つまり枯れた技術を中心に構成されるとしています。


これには次期駆逐艦と目されていたズムウォルト級に新規開発の装備を詰め込みすぎ、結果的に価格が高騰、またシステムの不具合が多発し、僅か3隻の建造で打ち切りとなってしまった失敗を踏まえての措置と思われます。


DDGXの満載排水量は12700トンと現行のアーレイ・バーク級よりも3000トン程度大型化しております。


この大型化については2つの理由が考えられます。



一つ目はイージスシステムによる艦隊防空において他のイージス駆逐艦を指揮する役割を担っていたタイコンデロガ級を後継するため、また今後はさらに無人艦艇の指揮通信も担うことになりそれらの指揮に用いる大容量のコンピューターを搭載する必要があること、


二つ目は現行のアーレイ・バークは航続距離が短く、また居住性も低いという欠点があり、それらを改善する必要があることです。


また、枯れた技術の中には無論ズムウォルト級で得られたものも含まれています。よって船体はズムウォルト級を踏襲すると考えられます。


ただし、砲は現在使用されているMK.45単装速射砲が一門搭載されるでしょう。


そして空いたスペースには極超音速ミサイルを搭載するために16セル程の新しい大口径のVLSを搭載すると考えております。


推進方式はズムウォルト級にて採用された統合電気推進が搭載される予定です。
これにより指向性エネルギー兵器の運用も容易になるでしょう。


中国海軍の増強が著しいなか、米海軍には艦艇の強化が求められます。


次世代の駆逐艦、DDGXに期待です。