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文化の日は酸ヶ湯へ。八甲田山麓の温泉。山の頂上を除けば本州で最も早く雪が降り、積雪量もハンパない地域の一軒宿(だから八甲田山死の彷徨なんて歴史的事件も起きる)。一般道は冬期通行規制があるが、JR東北バスはよほどの積雪でない限り走っているらしい。そんな季節に行ってみるのも良いが、まずは雪の降らない季節に(と言っても予報では札幌は今日雪だそうで、ひょっとすると)。八甲田山周辺は鉄路がなく、こないだの玉川温泉同様、ひたすらバスになる。朝一番でも到着は昼。帰りは新青森まで出てサクッと帰れるが。あとは混浴が楽しみ、やはりここや乳頭温泉みたいな秘湯にならないと混浴文化は残ってない(関東に混浴施設ってあったっけ?)。まあおばあちゃんバッカリだろうけど(笑)。
そんな交通の便なので、不本意ながら今回は新幹線を利用。となれば、新幹線の切り離し、連結シーンを見ないと(ここ盛岡でしか見れないイベント)。なるほど、東京方面の番線には外国人観光客がたくさん、インバウンドが復活してるのか。
なぬ、北朝鮮ミサイル発射で列車遅れるだと?八戸での乗換は大丈夫か??13分遅れ、はやぶさ号も満員、飛石連休もありほぼ満席、これまでガラガラの新幹線はやてばかり乗ってたからびっくり。地元ではいまだに屋外を歩いてもマスクをしている人だらけなので、世間の様子の変わり方に気が付かなかった。結局、JRバスは臨時便が出た。とはいえ、まだ乗継があるので油断はできない。バス沿線はずっと里山地帯だが、十和田市中心部だけが妙に栄えている(鉄道ないのに)、しかも現代アートの街だったから驚く。
八甲田山周辺まで来ると、雪はまだないが紅葉真っ盛りの森林地帯。こりゃ登ってるな、冬の雪道は走れそうにないな。酸ヶ湯温泉以外にもたくさん温泉がある。全部相当な秘湯だな。
と言うことで、無事酸ヶ湯温泉到着。なかなか立派なログハウス風建物。入湯料1000円でチケットを買い、フェイスタオル(もらえる)、バスタオル(要返却)を受け取る。
まずは男女別の玉の湯へ。こじんまりした脱衣室と浴室。脱衣室は棚だけなので、貴重品は貴重品ロッカーへ。体重計がないな。
浴室、カランは6機。湯道具はクリーム色洗面器と座椅子。こんな紅葉の季節には混みますな。浴室全体がヒバ造り、まあこれだけ秘湯ですから。
温泉ですが、めっちゃ硫黄臭。強酸性と聞いていますが、キン○マ袋がしびれる感じはない。それより、カランで身体を洗うも、ボディソープやシャンプーの泡立が悪い。脱衣室に正しい酸ヶ湯の入り方が書いてあったが、温泉の効用を保つため、なるべく石鹸は使わないこと、とある。でもせめて入浴前に身体の垢は落とさなきゃでしょう。
浴槽、ちょっと深いな、手前の段差に座る人も多い。私は首まで浸かりたいので奥に座ったけど。
さて一服して、混浴のヒバ千人風呂へ。こちらは広い、脱衣場も浴室も。こちらも脱衣場には棚だけ。体重計はHOKUTOWのアナログがあった。
浴室、もちろん総ヒバ。こちらは洗い場なしか、玉の湯で身体洗っといて良かった。
案の定、混浴と言っても女性は一人だけ、しかも湯浴み着着用(後から来た女子はバスタオル巻き)。だからといって、男子も前を隠さずに入るのはいかがなものか(浴槽に入れば白濁湯なので問題ないが、みんな長湯で浴槽縁に座ってるしな)。乳頭温泉のときは露天だったが、ここは完全に室内。なので動物と混浴することはない(笑、でも虫は出るみたいだ)。
先に滝湯を背中に浴びる。浴槽は手前と奥に一槽ずつ。いちおう男女の仕切りはある。硫黄臭がしてかつ酸性とか、温泉成分は複数あるのだな。
青森と言うことで、棟方志功が何度も訪れていたようで、写真パネルの展示があったりする。湯上がりは鬼面庵と言う施設内蕎麦屋で食事。
さて、帰りのバスまで何して過ごそうか。