
ガチのフランス印象派の展覧会。際立った名作はないものの、印象派と言う近代絵画の全盛期を体系的に網羅した展覧会と言える。
前印象派と言えるバリビゾン派、すでに19世紀においてさえ、広大な農地で夕焼けを背に祈りを捧げる田舎の素朴な風景は都会人の郷愁を誘ったらしい。
肖像画が等身大の大きさで、迫力がある。貴婦人の格調高さがリアルで素晴らしい。
モネの「草原の昼食」が大作でインパクトがある。なるほど、これこそ「ザ・印象派」と言う感じだ。
体調が悪かったので途中休憩しながらの約2時間のタイムトリップ。正直、中学生の頃から上野の美術館通いしてたようなマセガキだったので、学生時代の思い出なんかよりこうした西洋絵画のある風景の方が懐かしい感じがする。夏休みと言うことでファミリーも多かったな。正直言えば、ベビーカーや抱っこでないとダメな幼児の来るところではないとは思うが、まあこの暑さですから、そんなことに目くじら立てるほどの込み具合でもない。
帰りも青山一丁目まで歩く。ますます日に当たるシャドー怪人状態(笑)。乃木神社で参拝の傍ら休憩、高い木々に囲まれていてちょうど良い涼しさ。さてこれから浅草に向かう、隅田川花火大会があるので飛んでもない込み具合が予想されるのだが…。