・メロディやリズムが激しく変化して飽きさせない曲構成が魅力と言っていたが、私はミニマルテクノのように、ジワジワと時間をかけて変化する音楽が好き(リズムはずっと同じことを繰り返しているが、強弱やちょっとしたメロディの変化で1時間後にはフロアの空気が変わっているような流れが楽しい)。3分間ミュージックの短時間に色々詰め込んだ音はやっぱり苦手だな。まあ大衆受け、タイパ重視の若者には仕方ないのだけど。
・最近はまるで機械のように正確無比なダンスばかりではなくなったそうだが、ダンスが悪いということではなく、ビジュアルの比重が大きすぎて、ラジオ世代の私には、楽曲そのもので勝負してるように見えないのが残念。YouTube世代の音楽の接し方?テレビ世代でもここまでではなかったと思うが。まあ、紅白見てると、演歌でもビジュアル重視の時代になったなあ、と思う。
・何よりも、欧米がこういう音楽を受け入れるようになったのか、とあ然とする。ユーロビジョンを見る限りでは、今でも歌唱力一本で勝負するアーティストが強いのだと思っていた。というか、若い世代がこういう音楽パフォーマンスを見せて好むのは全然理解できる、音楽市場が若者の嗜好だけで決まる時代がちょっと怖い。日本なら演歌、アメリカならカントリーやブルース。
※去年暮れに「世界のムード歌謡」という記事を書いたのも、こういう時代に抗う自分なりのやり方。
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