DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

印象派を超えて点描画の画家たち@国立新美術館

 続いて乃木坂の国立新美術館へ。オランダ・クレラー=ミュラー美術館のコレクション。国立新美術館は平日に来てもかなりの人出なのだが、今日は意外とゆったりと鑑賞できてラッキー。「はじめに」の能書きでは点描dot paintingとは言わず「分割主義divisionism」と言う呼び方をいていてびっくり&ちょっとした違和感。いずれにせよ、点描の発想は面白い。絵の具は混ぜると黒くなる。だから混ぜずに原色のまま使いたい。そこで点描と言う発想に至るのか。
 前半は後期印象派のモネClaude MonetやシスレーAlfred Sisleyの作品。印象派ファンとしては先ずこの辺が楽しめる。個人的に点描画はぼんやりとしたイメージがあったが、先ほどの着想の通り、輝きを描写するスキルとして面白かった。
 点描家の大家としてスーラJacques Seulat、シニャックPaul Signacの作品。印象派らしい至福感はここにもある。
 中盤に鎮座するのはゴッホVincent Van Goghの作品。更にパワフルな光の描写。いやそんなことより、ゴッホがミレーJean-Francois Milletの「種まく人」をリメイクしていたのは知らなかったし、しかもその作品の強烈な太陽のインパクトにやられる。
 後半のベルギー、オランダの他の作家の作品もなかなか。
 そして最後にモンドリアン。まさか点描画の帰結が幾何学的な抽象画とはね。カンディンスキーWassily Kandinskyは以前本格的な展覧会で観たが、モンドリアンはあまり機会がなかったかも。
 見終わって美術館を出たら雨、今日傘を忘れたのに(泣)。とりあえず六本木駅まではがまんしちゃう。
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