
咲いていたのはこのあたりだけで、もう少し標高の高いところではまだつぼみ。
たくさん咲くときれいだろうな
袈裟丸山という単独の山はなくいくつかのピークの総称だ
みどり市役所観光課に問い合わせたところ 現在国道122側から入れるのは塔ノ沢登山口と折場登山口の二箇所で
郡界尾根登山口へ通じる林道は沼田側からなら入れるがみどり市側からは通行止。
最高点1961mの奥袈裟丸山へは後袈裟丸から往復4時間はかかるようだ
後袈裟丸山までのコースタイムは
塔ノ沢登山口~4時間50分
折場登山口~ 3時間50分
郡界尾根登山口~3時間10分
郡界尾根口からならなんとか奥袈裟丸まで行けるかなというところ
行きたいところだが沼田側へまわるのは遠い
なので折場口から登り、もし3時間で後袈裟まで行けたら奥袈裟を目指す
そんな計画で5月1日折場登山口6:00出発
歩き出してすぐに駐車場で隣の福井ナンバーの男性に追い抜かれる
軽装だがウェア、足元そして歩き方がたいへん山なれている感じで
歩行速度も速くじきに見えなくなった
開けたところでは眼下に草原が見えたり木立にアカヤシオを思われるピンクの花が点在していたり長閑
スキー場を歩いているようだ
しばらく歩きダケカンバの林の中を進むようになると四方からウグイスのいい声が聞こえる
ダケカンバにまだ葉がないのでウグイスの姿が見えてかわいい
賽の河原小丸山と順調にハイキングコースのような道を進むが小丸山ですでに7時40分
この時点で奥袈裟丸はあっさり断念、後袈裟丸が目的地になったのであとは楽だ。
小丸山先の鞍部の広い草原にある避難小屋は鉄板製でシェルターのよう
中はたいへん石油臭く、世話になるには苦痛を伴いそう
前袈裟丸直下は腰高の笹薮、朝方の雨は止んだものの雲は厚く山頂から展望はなし
みどり市発行の袈裟丸山登山マップには前袈裟丸と後袈裟丸間の鞍部八反張(はちたんばり)は
風化が激しく崩壊が進み通行禁止と書いてある
電話対応してくれたみどり市観光課職員の口ぶりはそう書いてはいるが通行する登山者は多く、
一応禁止です(行くなら自己責任で行ってね)くらいのニュアンスだったので
山頂を過ぎいよいよ後袈裟丸を目指す
先ほどの笹が石楠花に変わったといってよいような背の低い石楠花の海を進む道
花の時期は人出がすごいのだろうね
少し行くと福井ナンバーの男性が戻ってくるのとすれ違い道の様子など少し話す。
八反張は確かに崩壊しているが手がかりはあるので慎重に行けば問題ないとのこと。
彼は300名山めぐりで袈裟丸山だけのために福井市からきたそうで
早めに下山し、道路が混む前に福井へ500km帰ると言っていた
八反張は確かにいやな感じではあるが新しいクサリもあり通過困難というほどではないと思った
後袈裟丸への最後の上りも急な笹藪で下りはしんどい 9:50とうちゃく~
後袈裟丸には三人のパーティーが休んでおり、後から単独の男性が1人
今日はここまでなのでゆっくり休憩 10:40下山開始
途中賽の河原から塔ノ沢方面へ避難小屋を偵察に往復15分、こちらは新しくきれいな施設
14時に折場登山口帰着
登山口1200m、奥袈裟丸山1908mと標高差700mしかないのにずいぶん疲れた
朝は5台ほどだった駐車場のクルマは15台ほどに増えていたが
そんなに大勢の登山者はいなかったと思う、写真の人も多いのかな
駐車場のトイレは定員1人と広くはないがたいへんきれいに管理されており快適。

下山後水沼駅併設の温泉で休んだ