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法政大学発のベンチャー企業が世界初となる「フルデジタルスピーカー」の開発に成功

2008年05月14日 21時15分32秒 | デジタル家電
皆さんこんばんは。

 ITmediaによると、法政大学と法政大学理工学部の安田彰教授らが2006年に設立したベンチャー企業「トライジェンスセミコンダクター」が世界初となる「フルデジタルスピーカー」の開発に成功した模様です。


今までのスピーカーは音楽プレイヤーなどの機器から送信されるデジタル信号をアナログ信号へ変換してから音を鳴らしていましたが、今回開発に成功した「フルデジタルスピーカー」は音楽プレイヤーなどの機器から送信されるデジタル信号をデジタル変調し、複数のコイルに電流を流し磁界を発生させ、合成する事でアナログ信号に変換せずに直接音を鳴らすことが可能なスピーカーとなっているそうです。


このスピーカーのメリットは下記の通りです。

1.指向性が高く、特定の方向に音を伝達することが容易

2.省スペース(比較的自由に配置することが可能)

3.省エネルギー(具体的には従来のアナログ型ラジカセの場合、スピーカーを駆動する電源を単三電池8本から単三電池1本に削減可能)


このスピーカーに使われている技術などの詳細について知りたい方はこちらのPDFファイルをご覧下さい。


 デジタルスピーカーは音源がデジタル化された1980年頃から研究が始まり、1990年代後半にソニーが開発を進めていましたが、音質などの技術課題が多く商品化出来なかった経緯があり、当面実現は無理だと思っていただけに、今回のニュースには驚いてしまいました。


個人的にはこの技術を応用すると、携帯型音楽プレイヤーのバッテリー駆動時間を延長させる事が出来る可能性が高いと考えられるので、今後登場する製品に期待したいと思います。



関連リンク
フルデジタルスピーカー、法大発ベンチャーが開発(ITmedia)

トライジェンスセミコンダクター

※PDFファイルです。 #02 デジタル・スピーカー紹介(トライジェンスセミコンダクター)





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2008年5月14日の記事

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早く発売して欲しいです。