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静岡大学の研究チームが竹からバイオエタノールを高効率で作る技術を開発

2008年12月22日 22時25分25秒 | その他
皆さんこんばんは。

 毎日.jpによると、静岡大学中崎清彦教授が率いる生物化学工学の研究チームが石油に代わる燃料として利用されているバイオエタノールを竹から高効率で作る技術を開発した模様です。


 ウィキペディアによると、現在バイオエタノールの主な原料として利用されているサトウキビ・トウモロコシ・ジャガイモ・サツマイモ・麦などと異なり、食料として消費する分までバイオエタノールの製造に使われてしまう心配が無いようです。


 具体的には竹を50マイクロメートルの細かい粉末にして、レーザーを使い細胞壁に含まれる高分子リグニンを除去した上、分解効率の高い微生物を選ぶなどの工夫を重ねることにより、バイオエタノールを作るために必要な糖(グルコース)化効率を75%にまで高めることに成功し、今後は糖(グルコース)化効率を80%にした上で、生産コストを1リットル100円程度にすることを目標にしているようです。


 静岡大学中崎清彦教授が率いる生物化学工学の研究チームの試算によると、国内に存在する約9300万トンの竹のうち、生態系を壊さずに採取可能な年間330万トンを原料とした場合、年間22万キロリットルのバイオエタノールを作ることが可能になるようです。


 個人的にはご紹介した記事中では、竹からバイオエタノールを作る生産コストについて、1リットル100円を目標としていると書かれていますが、目標としている生産コストではなく、現時点での生産コストを明らかにしてもらわないと、竹がバイオエタノールの原料として有望かどうか判断できないと思うのですが・・・


2009年3月13日追記
コメント欄にて指摘があったため、一部文章を変更しました。


関連リンク
静大:竹からバイオ燃料開発 食料と競合なく 研究チーム(毎日jp)

バイオマスエタノール【バイオエタノール】(ウィキペディア)





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2007年12月22日の記事

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