「DIY防災(ネットワーク)」

2011年4月1日、広く一般市民の皆様にDIY防災情報を送る発信基地として発足。各地で数多くの防災・減災指導を実施。

「神戸新聞の7日間」に教えられる事。

2012-01-17 18:08:03 | 日記
  「神戸新聞の7日間」は、2年前のこの日、関西テレビ・フジテレビ系で放送されました。
櫻井翔君が、神戸新聞の三津山カメラマンを演じた、セミドキュメンタリーです。
この作品の中で、多くの事を教えられました。

  あの大災害の中で、人は何をどうすべきだったのか?そして、どう生きたか。
今、見直すと新たな発見があり、それは東日本大震災との向き合い方を教えてくれています。

  私が一番、心に残った写真は、燃え盛る火の前で、指さして立ち尽くす2人のシルエット。
「早く消してくれ」という家人と、「水が出ないんです」と叫ぶ消防士・・・。
仕事柄、水が出ない悔しさを、一緒にかみしめていました。
  そして、お母さんの遺骨を探す少年…

  神戸新聞はあの大震災でホストコンピューターが破壊され、京都新聞の助けを借りて17日の夕刊を発行します。
昨年の幕張メッセDIYショーでも、東日本大震災被災地の「手書き新聞」が掲示されていました。
被災地での「情報」が、人命をも左右するという事。特に津波の速さに「通報」追いつかなかった事実。

  両方の災害、あるいは中越でも、そこにいる人々が「何が起きているのか分からない」恐怖との戦いです。
今、私たちは改めて「DIY防災ネットワーク」を通じて、災害時情報の確保を真剣に考えます。

   


「神戸新聞の7日間」阪神淡路大震災の記録

「阪神淡路大震災」から17年目です。

2012-01-17 13:39:21 | 日記
「阪神淡路大震災」から17年目です。
  
  NHKの 「神戸から東日本被災地へのメッセージ」 に出演する若林さんは、あの日弟さんを亡くしました。
弟さんを助けられなかったという悔恨の気持ちから、写真を見る事が出来なくなり、封印をしていたそうです。
若林さんの気持ちに変化をもたらせたのは、
NHKドラマ「その街のこども」(森山未来・佐藤江梨子)だったそうです。
~心に抱えた悲しみと後悔を誰にも打ち明けられず心に留めていたのですが、その気持ちに必死で向き合う姿~。
その姿に、若林さんは自分の姿を重ねたそうなのです。
「皆何かしら心に傷をもって、今を生きているんやな~と思ーて・・・」
私も、リアルタイムで見ていましたが、淡々としたドキュメントのようなドラマで、深く考えさせられた記憶があります。
その時自分が思ったのは、それまでの間に、自身も3人の大事な家族を失っているので、向かい合う気持ちが変わったと思いました。
         

  

  今日の神戸に、東日本の被災者が招かれています。14時46分にも黙祷が捧げられるそうです。
  子供さんを3人も亡くされた男性が、涙ながらに復興を誓っておりましたが、
子供を失った親にとって、自分を立て直すのは容易な事ではありません。
  私の場合ですが、生きていく意味が解らなくなって、ただ生きていくこと~それが辛かったです。
「なぜ、助けられなかったのか・・・」「かわってやりたかった・・・」という思いを繰り返す毎日が何年も続きます。
それでも、残された家族に、これ以上の悲しみを与えるわけにはいかない…という思いが生き残らせるのです。

  東日本大震災で、失われた人命が余りにも多過ぎて、今でもお慰めする言葉さえ、出てきません。
いま、自分に何ができるのか、自問自答する日々が続いています。
自分は建築家としての務めでもでもある、災害に負けない町造りを託せる若者を育成するのが使命だと思います。
そして、「DIY防災ネットワーク」を本格稼働させようと思っています。





西日本でも超巨大地震?(NHK 暮らしの中のニュース解説)

2012-01-17 00:14:48 | 日記
最近の地質調査や地震の研究で、次に来る地震の見直しが行われた。
それは、東海地震、東南海地震と南海地震との3つが一緒になっておきるもので、
M9、東日本大地震より広い11万㎢に及ぶという。
3月か4月には、内閣府の検討会から発表される見込みだという。

  その場合、強い揺れは九州・中国地方まで及び、津波は2倍以上、10mを超えると予想される。
各自治体・・・和歌山県では、津波の避難場所の見直し、安全レベル設定して、対策を講じる。
静岡県では更に住宅の耐震化をすすめるという。

放送時間が短かったので、科学的な根拠(説明)が十分でなく、重大な学説の割には逼迫感がなかったと思います。