ハレルヤ！また会える日まで。

お隣に住むおばあさんがお引っ越しされました。

お会いするとだいたいいつも同じ話題でしたが、、、
お互いに「綺麗！」と褒めあったり(笑)
ご近所のうわさ話を教えてくれたり
とても良いお友達だったので本当に寂しいです。

「本当はここを離れたくないけど、もう、ひとりでは住めないから、情けない・・」
とおっしゃっていて胸が痛くなりました。

わたしは

「私の方こそ情けないです」と心の中で言いました。

おばあちゃんこれからは、ひとりぼっちじゃなくて
きっとにぎやかに楽しく過ごせますね☆彡

また会える日まで、どうかお元気で！

私も、

こんなことになってしまったけれど、
こころを強くして、頑張って生きていきます。

また必ず、会っておしゃべりしましょう！


とは言うものの、
まだ病気のことを家族にも打ち明けられず
仕事から帰ってきてご飯を作る、いつもの日常が続いています。

脳動脈瘤が頭の中にあることを知らなければ
全く変わりがない日々のせいか
まるで実感がありません。

口にも出さないからか、病院に行った日よりも
だんだん実感がなくなって来ている気がします。

このまま、家族に話さずにいたい気持ちも
芽生えてきてしまいました。

ワクワク！事実は小説より奇なり。

今朝の出勤は、夫に駅まで送ってもらいました。

わたしが振り返って手を振ったら、めんどくさそうに手を振る夫。

「おーい。これでもう会えないかもしれないんだよ。」
心の中でつぶやいて、ちょっと泣きたくなりました。



約1か月後、大きい病院でもう一度MRIを撮影することになっています。
その画像で、動脈瘤の形や場所の詳細がわかり、リスクを判定するようです。

治療方針もまだ何も決まっていない今の状況を、
家族には話したくないなと思います。

ドクターの勧めで、次のMRIの結果を家族と聞くことにしました。
でもその前に、夫にはすこしは話しておかなければ。

頭の中に、消しゴムじゃなくて動脈瘤があったよ。
あした爆発して死んじゃうかも知れないし、
おばあちゃんになっても、このままピンピンしてる
かも知れないんだって。
•••ソーリー。。


こんな馬鹿な話があるのでしょうか。
何かの間違いじゃないのかなあ。。

キラキラ！わたしの命。

出かける間際に、わたしがまたボケたことをしでかして、夫はピリピリしていました。

夫が運転する車内、冷たい空気。
ラジオから流れてきたユーミンの「翳りゆく部屋」


　　どんな運命が愛を遠ざけたの
　　輝きは戻らない
　　わたしが今、死んでも

リアリー？
ぴったし！今の私たちにぴったし！
はは・・。

発見！わたしの脳動脈瘤。

先日、わたしの脳に「未破裂脳動脈瘤」が見つかりました。

「未破裂」というくらいなので「破裂」の可能性もあるそうです。

「破裂」してしまうと、ときどき聞くことのある「くも膜下出血」を引き起こすそうです。

「くも膜下出血」になると、三分の一の確率で死亡、三分の一の確率で後遺症が残り、
ここに帰って来られる確率は、残りの三分の一なのだそうです。

とても怖いですが、「破裂」する確率は一年に約1％～3％と。

「破裂」しなければ、すなわち「未破裂」のままだったら、症状は何もないので
普段通りに生活を続けて良いそうです。

しかし、数％の確率であっても、動脈瘤が小さくても、「破裂」している人はいる。
しかも、どんな時に「破裂」するかもわからない。

へびの生殺しです。。。


数日前のこと
さいきん、頭の同じところが痛むことに気づき、ついに脳神経外科の門をたたいてみたのです。

これまでも、わたしの脳のことは、ちょっと気になる存在でした。
というのも、忘れっぽい、おっちょこちょい、ときどき起こる頭痛・・
あまり書くと名誉に傷がつくかも知れないのでこのあたりにしておきますが、
大丈夫かな？わたしの脳！と思うことしばしば。

でも、前向きな性格（しかも忘れっぽい）なので、今まではあまり気にしていませんでした。

ところが最近、家族がわたしのことを「さらに変だよ」としつこく言うのです。

そう言われれば頭も痛い気がするし、こんなわたしでも大丈夫！という自信を得るために
家族の安心を得るために、軽い気持ちで脳神経外科の予約を取ってみたのでした。

つづく