シャツは柄はあまり好きじゃないけど、色はいろいろ着る。
オンスの高い(生地の重い=厚い)ものを着る。
ペラペラのシャツは汗で体に密着し、姿がみっともない。
体の厚み(ぜいにくの厚み)と生地の厚みは比例したほうが良い、というのがファッションに詳しい私の法則だ。
ぜいにくに密着したシャツはたいへんにみっともない。
生地が厚ければ、体に密着せずにすとんと下に落ちてくれる。
なのに、ぜいにくがあるとただでさえ暑いから、涼しく薄手のシャツを着ようとする人も多い。
そんなことしたら、ぜいにくにシャツが張り付いてぜいにくの在り処をわざわざ見せているようなものだ。
あと、シャツの丈も大切。
特に女性は、しゃがんだときに背中や尻がみえるようなあれはだめだ。
これもファッションに詳しい私の法則がある。
あと、首周りの生地も大切だ。
伸びるようなものはまったくだめだ。
胸毛が見えてギャランドゥだものな。
いつもきたねえシャツ着てるくせに、と言いたい心無い人に言うけど、汚くなんかない。樹液や油の色は落ちにくいが、それは色であって汚れではない。
使い込んで色は変わっても、清潔なものを着ている。
いろんな色を用意するのはプロとしては当たり前だ。
他のスタッフとかぶらない、テレビのときはタレントさんの服の色見てから自分の色を選ぶ。
ファッションにやけに詳しい私は、作業系のキャンプか、講習系か、愉快キャピキャピかでもシャツを変える。もちろんズボンも変える。パンツとは言わない。パンツはどうしたって下着のことだからな。
グンゼという一流ブランドが出しているズボンをパンツと呼んでご覧なさい。どうしたって下着にしか思えないでしょう。
下着か。グンゼなんてそんな一流ブランドは買えないから、私はカルバン・クラインというなんか変なデザインの箱に入ったやつしか買えない。恥ずかしくて売り場から持ち出すには勇気がいるが、あんな箱に入ってるってことは安いに違いないからなんとか箱掴んでレジに直行してうつむいて差し出して1万円を置いてお釣りを掴んでポケットにつっこんで逃げるように立ち去るだけしかできないんだよな。
ボロくても清潔。
私の持っているワークジャケットの一つは、もう30年以上着ている。
ボロボロでも機能を失わない限り着て良い。
つまり、ファッションにことのほか堪能な私は、30年以上前に買った時から30年後でも通用するデザインだとがわかっていたことになる。
ファッションにうるさいから、ブランドのこともよく知っている。
ユニクロ
ギャップ
さらに
ジャスコやヨーカドー
ここまで知っていればファッション通。
私はさらに
ワークマンも知っている。
やる気ワクワクでおなじみで、やっと人々がワークマンをわかってきたようである。
好きなブランドはやはりトライチ。
あ、知らない?
それでもアウトドア好きと言えますか、っての。
一番嫌いなブランドは
高校生が奇をてらってイカしてると思い込んでるあのシャツブランド。
ダッサくていもくさいけど、高校生には人気があるらしい。
なんつったかな。
そうそう
クラスティーだ。
たしかそう言ってた。
私は知らなかったから検索したが、さすがファッションに興味のある高校生が見出したブランドらしく、クラスティーというブランドは見つけられなかった。
平凡や明星は最近買ってないからな。若者の流行りには追いつけてない。
私もまだまだだな。
クラスティーのシャツはすべてダサいから着ることはないけどな。