雨量によりますが、3ミリくらいの雨なら火勢で押し切れる焚火台というより窯を制作したから大丈夫です。
薪の棚の前にある長い棒は、火箸です。
薪の棚も火箸も杉の丸太から切り出して作りました。
火にまつわる一式を担当させてくださいました。
薪の棚も、場と内容に合わせてきっちり作りました。
薪の棚の前にある長い棒は、火箸です。
薪焚べの方はこれで薪をくべます。
薪の棚も火箸も杉の丸太から切り出して作りました。
材料はヒノキも白くてきれいですが、全て杉を使いました。
私達が持ち込んだものはほとんどが自作で、素材は杉と竹です。
神様に由来する草木だからです。
金物はお嫌いになるとのことで、点火の方法も、まいぎり式(重りの勢いを使って棒を回す。)にしました。もみ切り(棒を手のひらで回す。)でも良いのですが、まいぎりなら一人かつ速くできるからです。
もみ切りも、速い人は10秒くらいで火種を得ますが、それは余程調整した資材と追い込んだ研究をした人だけです。
私の場合は、協力すれば誰でもできて誰でも買える素材でやってますから、時間も人手もかかります。
最初は火打式でやる予定でしたし、最終的には私がどの方法で火を点けようがかまわない話にもなっていましたから、いっそライターでも良かった。
でも手持ちのまいぎり道具を見直したら、若者がたまたまぐうぜんまぐれで「これどうスカ!イキッッェ!」って出してきたのが良かったので、テストして気に入らない部材を作って交換して、火打からまいぎりに方法を変更したのが前日です。
彼は、朝から歯を磨くくらい真面目に取り組んでいました。
若者は褒めて育てるらしいので、たくさんほめてあげました。すごいですから。朝歯を磨いたこと。
薪の棚。
雨なので棚を一つにし、もう一つの棚板を屋根になるように乗せて雨を凌ぐ。んー。長さが足りない。これでは薪が濡れてしまう。
そこで中堅の若者が「薪を更に載せて薪自体を雨よけ屋根にしたらどうですかしこみ?」と。
おう。それはグー。
それが当日の間際。
それぞれ小さなことですが、私は懸念の一切を解決しないと仕事にならないので、本当に助かりました。
彼らにとっては小さなことですが、私にとっては大事です。
正式があるなら、それを確かに踏まえつつそれ以上を目指さないと正式以下のことしかできない。常に正式なものを持たず今のベストを尽くして結果を出すのが私の正式だから。
この仕事は技術と資材を厳選し研究し直してやるしかなかったので楽しかったですから、また書きます。