雑木囃子

講師業とは

数日間アップなしでしたね。
ファンのン皆さんすみません。ファンが居るか知らないけど。

さて、この数日間、何かと忙しなくしていました。
と言いたいところですが、そうでもなかったです。
たまに忘れてしまう数日間があるようです。

チェンソーイベントの片付けをしたり
学校に行って学生の文章に笑ったり
キャンプ場の片付けをするふりしながらただお宝発見していたり
土日の準備をするふりをしながら新しいヒドリルビットのテストをしたり
講習の準備をするのもそこそこにすぐにアマプラに移行したり
そんな風に暇にすごしていました。

土日はだれでもキャンプをやっていました。
何となく集まって何となく過ごせることがいかに素晴らしいかを知り尽くしているので、土曜日だけなんとなく出張してみました。

土曜日は、23区でも城北エリアの青少年委員さんの研修会でした。
青少年委員さんたちは青少年活動を長年眺めまた携わっておられます。
プロが事故を起こしても、プロが一人もいない地域活動で事故は起こりにくいです。(たぶん。でもきっと。)
そこからプロは学ばねばなりませんが、困ったことにプロはなんだか自分が偉いと思うようで、リスクを計算しろとか、ハザードを認識せよとか、めんどくせえことばっかりを講習します。
プロが収益上げつつ責任逃れをするためにリスクマネジメントに取り組むのはまあやってりゃいいです。
地域指導者はそんな暇ないんです。
仕事を持ち、一切の家事を行い、そのうえでわずかな余暇を地域の活動に費やしている。さらに、仕事から駆けつけて講習を受けてくださる。休日を講習につかってしまう。
そこに加え、ああしろこうしろの講習で脅すような真似しちゃいかん。
ああせよこうせよではなく、今のままより良くするアイデアや、地域活動に前向きに取り組めるように手伝うのがプロってものです。
頭ごなしなこれでもか講習は地域指導には馴染まないのです。

停滞や慣例にだるさを感じている方も多くあるでしょう。
そこに「あ、これでいいんだ!」「あ、こうやればいいのか!」を少し増やしてもらうんです。
それだけでフレッシュで前向きに活動してもらうのが最上級のリスクマネジメントです。
やってる暇のないリスクマネジメントや、できもしないスキル講習で、ため息をつかせるなんて全く役に立たんです。
広々と仲間といっしょにおもしろがって地域指導にあたってくれるだけで、事故が減るというより、ただひたすらより楽しくなればいい。おもしろがって子どもたちに携われるようになれば最高です。事故が減るのは面白がって前向きに活動した結果の一つです。
学んだ気になるより、明日を楽しみにする。私ははそっちを選びます。
学んだ気になったって実際にはそんなことやれないんだから。
だったら、次の活動日や来年のキャンプを楽しみにしながら、地域指導者の仲間同士が笑顔で活動してくれればいい。そのほうがずっといいし、こどもたちのためになる。

私は、地域指導者の講習会を度々やらせていただいたことにより、とてもどっさりと学んできました。
講習するために学ぶんですね。ようく考えるんです。
プロはそればっかやってりゃいいんで、考えて試してる暇がある。
その蓄積も学びになって身に染みてゆきます。
忙しい地域指導者がやれないことを代わりに経験し、それを地域指導に還すだけです。
いくら暇っつっても、いろいろと経費も掛かっていますし、経験をまとめて提供する格好にするには相当に時間をかけます。
その分を講師料で申し受ける。
頂戴した講師料は、次の何かの講習のためにすっかり使い果たすでしょう。
その繰り返しが講師業です。と、私は思っています。

こう考えることもします。
2時間の講習に30人参加=60時間。
60時間分は講義の準備をすべき。
そうしていないならたぶん手抜き。
とこう考えるわけです。
忙しい方々が、仕事を終えて駆けつけて講習を受ける。
暇で俺に会いたいだけで来てくれるばばあもたまにいますけど。まあそりゃおいといて。
この時間を無駄にしちゃいけない。

土曜日は
1.5時間をざっと100人=150時間分の準備!
ふわー、無理!そんなかけらんない!
でも長くやっていると、上記時間を経験で割っていいことにします。
150(時間)÷30(年)=5時間分!
ほら!足りた!しかも5時間以上準備に費やしてるし!
まったくできの悪い私のような講師はこうやって自己流レバレッジ効かせて自分を納得させます。

どことなくうまいこと言ってるような感じしますが、要するに儲かることは無い程度には準備しろってことです。
儲ける気でケチしちゃいけないんです。だってプロは暇なんだから。
暇なうえにケチなんて。自分を許せないはずです。

 

どことなく謙虚なふりしていますが
講習ではたいてい
「あんたがたはどうでもいい」とか乱暴言います。
その向こうに居る子たちのための講習ですからね。
自分の時間使って講習を受けたなら、それを最大限に活かすところは受講された方に委ねます。
活かせることをするのは講師の仕事ですが、実際活かすのは受講した方々です。
だからこそ、これでもかのため息充満講習はだめだっつってんです。
あー次が楽しみだなー!っていう講習じゃないと、活かすべきものも活かせないわけです。

今日は五日町に下見で、早く出てマックで滞在しています。
深夜割引と空いた下道利用で経費をケチるのは、実際のキャンプで経費をケチらないためです。

ケチってイヤ。
人にケチって言われたくない。
じてゃその一心で講習をしているのかも知れません。
だからもう、活かせるけどもう結構、って感じで講習しているサービス。
と別の意味でのため息フウフウでごめんなさいね。


たのしい講習の後は長くしきたりですので、これで!

文字ばかりのうんざり投稿でごめんなさーい。








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