コメントありがとうございます。
我が社のおかげで一人暮らしができる。とのこと。
そりゃ少しは役に立っていますし、彼に一人暮らしにむけて寝袋を調達してあげましたが
育てのはおふくろ(親)です。
キャンプや自然体験がこどもを育てることができたら、誰も彼もキャンプに行けばいい。
そんな簡単なハナシはないです。
くれぐれも何度も申し上げますけれども、キャンプなんかでこどもは育たないです。
こどもを育てているのは、家庭また家庭代わりの環境、です。
キャンプはそのどちらにもなれない。
強いて言えば、私たちのように生活することをメインにしていると、もう一つの家になるかもしれません。
こどもには自然体験が必要だ、という恐喝に負けないでください。
自然体験をしていないとろくな大人に育たない。でしょうか。
ずっとピアノの練習をして音楽家になった人はどうですか。
ずっと病床にあり、外に出られない暮らしをしている子はどうですか。
自然体験が無くてもこどもは育ちます。
自然体験があるのは望ましいですけれども
無ければならないものではない。
商売人は、自然体験がこどもを育てるとか不可欠であるとかいって
家庭を恐喝しますが、そんなことはないでの安心なさってください。
でもHCGのキャンプには来てください。
キャンプの役割は、育っていることをしっかり確認できる。
確認できたら安心してさらに育つことができる。
と言う程度のものです。
そのために、様々な活動をします。
また、こどもをみるに、体験レベルでころころみる人が変わる
のはお勧めできません。育っているのを確かめるのですから
誰かが確かめに立ち会い続ける必要があります。
それは、大規模のキャンプでは成し得ないことです。
私たちのキャンプには
ほとんどいつもいる人
だいたいいる人
たまにいる人
ちょっとだけいる人
というスタッフがいます。
その人たちが成長を確かめ、次の課題や成長に合わせた役割を
こどもに差し出します。
一年一度でも、数年ぶりでも、いつもいる人がいるので大丈夫です。
大規模では、行く度にディレクターが変わり、行く度にグループリーダーが
知らない人で、行く度に個々が成長した次の段階よりも
「このくらいの学年だとこのくらいのことができる」
というジュッパヒトカラゲな指針で課題などが与えられます。
なので、我が社のぼっとん便所がイヤなら、小規模で親切でたまにマヌケな失敗をしてもこどもが行く度に居てくれる人がいるキャンプを探してくださるといいでしょう。
さて、家庭では、いろいろと苦労してこどもを育ています。
それを横取りするかのようにキャンプが育てるようなことはできないんですね。
家庭は様々な育みの重要なポイントにキャンプを挿入してくれています。
すごいのは、そのセンスです。
成長を確かめ、そこからさらに成長する根拠にキャンプがあり得ます。
なので
HCGでのキャンプは、こどもたちをゆっさゆっさと揺さぶります。
揺さぶると、大部分はは上澄みになり
要らぬ物は表に浮くので掬い取り
重さのあるものは下にしっかり溜まり
何かが整うわけです。
重さのあるものがいいものとは限りませんね。
よいものが溜まるかもしれませんし
よくないものも重ければ溜まります。
それはそれで、、何かがわかるので、全体にはいいこと、と言っていいでしょう。
パソコンの「デフラグ」みたいな感じです。
「クリーンアップ」ではない感じです。
揺さぶった責任があるので
私は一度一緒にキャンプをした子たち(リーダーや講習で出会った大人も)を
「一生の味方カード」に加えます。
万が一の時には何かできることがあるはずです。
このリストは、カード整理よろしく、使ったリストは必ず一番左に入れます。
すると、使わないカードは右にどんどん追いやられます。
棚がいっぱいになったら、右のほうから捨ててゆきます。
私たちにも限界があるのでね。
とまあ、これこそ恐喝ですか。
いつも左のほうに居てください♪
というわけで
寝袋よりもおふくろ(親)でございます。