雑木囃子

パーフェクトでイイっす

ごはんを食べたらパーティーです。
景品アリの通貨ありで愉快で豪気に遊びましたが、私も出店していたので写真はありません。

久しぶりのジョババ札を流通させていました。
リーダーのお店とかで散々巻き上げてました。
私は賭事のたのしさを教えてしまいました。

その後は小さな焚き火会。



でその後は花火会。



花火も縁起物です。
見るからに縁起物です。
華やかな火の踊りを神様が見に来てくださいますし、火で悪いものを焚き上げるには花火の龍煙は最高です。
ここまで縁起を重ねればもうパーフェクトに素敵な年になることでしょう。

パーフェクトと言えば、PerfectDaysです。
映画です。
役所広司が主演の映画です。
キャンプ界の役所広司は私ですが、これは言い張ってるんじゃなくて、あるテレビ番組のゲストで呼ばれて次の回のゲストつまり同じ立場で役所広司が出てました。
2回分撮影するようで、私の撮影後に役所広司さんと廊下ですれ違ったくらいの仲です。
つまり、仲とは言えない関係ではあります。
今思えば、とてもちゃんと取り上げてくださった番組でしたから、ありがたい機会でした。
余談はそこまでにして、役所広司が出ているだけでオッケーなのだから、紹介する必要もないのですが。

とてもイカした映画でした。
都内のトイレに感心しました。きれいなトイレばかりなのは、そういう映画だからまあ。
柔和に暮らし、陽をよろこび、雨に屈せず、仕事を誇るというより役割を淡々と完全にこなし、納得のゆく日々を暮らす男の話でした。
人から見れば孤独でしょう。このまま死ぬなら孤独死と言われるかもしれません。しかし、この映画の主人公は孤独ではない。
世界の人々に観てほしい映画の最先端でした。いろんな最新技術を使う今、この映画もきっと最新の機材でしっかりと撮影されていました。
しかし、AIとか加工はほとんどなく、地道で丹念な映像。最新の機材だからできる映像でした。そうした画作りにも感心しました。
言葉と説明は最小限なのは、演技と画とスタッフが目指すべきところをわかっていたからだろうなと思わせられ、優れた布陣だからできた映画なのでしょう。
詳しいほんとのことはわかりませんがそう感じました。
トイレ掃除の仕事。居心地の良い仕事を納得するまでやる。手を抜かないのは利用者のためというより自分の人生のため。そんなことも伝わりましたが、私は自分を重ね見たかったからだと思います。
ドラマチックなカットや場面や設定は幾つかありましたが、説明は必要無いくらいに演技をしてくれてます。そんなところも清々しく、説明だらけでうざったい映画や、思わせぶりに匂わせてんぞーって押し付ける映画にはないスッキリした味わいです。
一方で、演出に過ぎる設定もたくさん見つけてありますが、そんなのはどんな映画でも同じですからね。撮りたいように撮るには、設定で工夫してうまくやるしかありません。例えば根幹にかかるトイレ。ほんとのトイレはもっと汚いですし、あんなきれいなトイレばかりってわけじゃない仕事です。私もトイレや下水道の掃除の仕事をしていた頃がありましたから、よくわかります。でもまあ、トイレに向き合う姿勢だけ見られれば良いわけだし、きれいな映像にするには汚れすぎたトイレは映すわけないよ。
また、孤独死が言われますが、その中に決して孤独ではなく豊かに人生を愛した人もいるはずだと伝えようとしてくれていたのかなと深読みもしています。
役所広司って言うだけですべてオッケーなのは、どんな役をやってもきっちり仕事してくれるからです。
この役者を観ると必ず、俺も俳優になりたかったなと思わせられてしまいますが、現実はキャンプ場の管理人さんです。

えなに?おまえちっせえだと?
あのな、PerfectDays観ろよ。
俳優は役でしかあの生活してないけど、俺は現実にあの生活に近くて遠い生活してるんだぜ。
そんな俺を見てちっせえとかいう自分は俺よかちっせえんだってことに気づけば?

ほんと私もパーフェクトな日々だから、シンパシー感じちゃって感じちゃってつい。
このままキャンプ場で一人仕事しながら誰も知らないうちに死んだら孤独死と言われそうだけど、先に言っとくけど、俺も彼のように豊満に人生を愉しんでのことだから孤独ではないから。そこんとこ死ぬ前に言っとく。
映画よりずっと現実的で美しい日々だから、ありがとう。




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