川はけっこう混んでます。
ウエイ!
最強マイクロバスをねじ込むように場所を確保します。
我が子ファーストですが、他のファミリーには優しい私たちですから、私が荷物と場所取りに残ります。
ヒャッホー!
スカーッとしなさい!
荷物番はけっこうハードでタフな心が必要です。
どう。
我が子ファーストですが、他のファミリーには優しい私たちですから、私が荷物と場所取りに残ります。
ヒャッホー!
スカーッとしなさい!
イエーイ!
ハッピーカムカム!
ヒーッハー!
ヒーッハー!
爽やかなエッセルデイです!
ファミリー客の穏やかに遊びたい気持ちを大切に、私たちは歩いて場所をずらします。
この子たちが暴れ出したらバケツスプラッシュでまわりじゅうが迷惑をこうむりますからね。
私は荷物番です。
荷物番はけっこうハードでタフな心が必要です。
なぜなら、訪れる客の中には、ヤンキーとかモンモンとかブラジリアンや中東系とか、地域柄いろんなグループが来るからね。
だから本当は優しい私もこんなふうに
しっかり眉間にしわ寄せて
しっかり眉間にしわ寄せて
たまに舌打ちとかしたり
用もないのに「んだおら」と聞こえるか聞こえないかくらいで呟いたりしたり
なるべくふてくされた態度でみかじめます。
しかたないです。
我が子ファーストですから。
ほんと
悪い人のフリはつらいです。
悪くなりきれないから、ファミリー連れについ、捕まえたカニをあげたりしちゃいます。
生意気そうなおとうさんのファミリーにはあげません。そんな生意気なら自分でとれ。
ばあちゃんとお母さんとちびっこが小さな網と観察ケースをもってきてるのにケースが空っぽ、っていうファミリーには優しいですし、視界にこの子たちも入れて護ります。
川遊びの時に私が河原にいたなら、その河原は安全性が高まりますが、それも我が子たちのオイタが過ぎたときに謝りやすくするための、我が子ファーストには違いないのです。
どう。
守られる子たち
ほんとに幸せなのか
謎に思うよね。
ごめんね。
待ってる間ひまだったから。