芋をな、いっそいで掘り上げた。
なぜならな、イノシシが少し侵入して食べた部分を見つけたから。
謎の対策は一定の成果はあったが、賢い大人イノシシは警戒したのに、どうやらやんちゃでアホでまるで中学三年生の俺みたいな今が良ければそれでいいってテキトーに生きている未熟なイノシシが侵入したと思われる。
入るときはなんにも考えないで入ったもんだから、出るときに焦ったようでやべえやべえとか、まるで小学5年生の俺が空き家に入って冒険してたところに近所の人が通りかかった時のように慌てて暴れたらしい。
焦るのが意外に早かったので被害がすくなくすんだ。
なぜかこういう感じのときは一人だ。
なにせ若者たちは畑に興味が無いどころか、セッセと作った野菜より買ってきたものが好きだ。
ま、俺は一人が好きだから大丈夫。
掘ったとさ。
こういうのも見つけた。
ネズミかなんかが陰で食べたようだ。
芋を植えたあとに生えてきたヒマワリは残してある。
今度イノシシが入ったときに、このヒマワリをひっくり返してしまわないか不安だ。
芋はまだ小さめだが、全部やられる前に掘り上げたから、負けたわけじゃない。
勝ったともいえないが、まあこんなもんだろう。
本当は週末に子どもたちと掘ろうかなとか思っていたのね。
でも週末はリーダーたちのカヌーづくりだからきっと畑遊びは入れやしないだろうからその時に寂しくなるといけないから、これで良かったんだよ。
イノシシさん、ありがとう。
そういやそもそも試験畑だから収穫に期待してなかったし。
どうにかこうにか
畑に時間かけている自分が傷つかないように考える
自衛措置
が癖になっている。