「軍手」
探すと無いのは手袋だ。
そして、
どこにでも転がっているのは軍手。
道にも。山にも。川にも。海にも。
そして私の家にも120本。
手袋を追いかけ続けた冬にはもう飽き飽きだ・・・。
片方だけの空しさよ。
私はふと、軍手をはめて、
外に繰り出した。
換気が良過ぎて、少し冷たい。
視線気にならない、忙しいから。
ああ。
私の若い時の服を着まくっている、70歳の両親のこころよ。
清志郎のTシャツを寝巻きにしている。
カオスの様な両親の部屋着よ。
こうやって、こうやって大人になりまくっていくのね。
人生。
じっと軍手を見つめる。
タイプも打ちやすいじゃぁないか。
探すと無いのは手袋だ。
そして、
どこにでも転がっているのは軍手。
道にも。山にも。川にも。海にも。
そして私の家にも120本。
手袋を追いかけ続けた冬にはもう飽き飽きだ・・・。
片方だけの空しさよ。
私はふと、軍手をはめて、
外に繰り出した。
換気が良過ぎて、少し冷たい。
視線気にならない、忙しいから。
ああ。
私の若い時の服を着まくっている、70歳の両親のこころよ。
清志郎のTシャツを寝巻きにしている。
カオスの様な両親の部屋着よ。
こうやって、こうやって大人になりまくっていくのね。
人生。
じっと軍手を見つめる。
タイプも打ちやすいじゃぁないか。