今回の話は
前回の続きです (・ω・)ノ
→ 幸せな母
アルコール依存症の母に
父はどう接していたのか
綴ってみようと思います☆
どんぐりです、こんにちは♪
父の対応は私にとって
長らく 不可解 でした... (*_*;
妻がアルコール依存症になり
家事を放棄して自堕落になったら
一般的な夫は
どのように対処するでしょう?
妻を𠮟りつける
禁酒させる
生活改善を求める
病院に連れて行く
それでもダメなら
別居する
離婚する
このあたりでしょうか?
私の父が選んだのは
「何もしない」でした (゚д゚)!
父はぶつぶつ愚痴る母に対して
「アホなことばかり言うな」
「いい加減にしろよ!」
声を荒げることはあったけど
反省させるとか
禁酒させるとか
生活を改めさせるとか
何もしませんでした。
母が朝起きないのなら
自分が起きましょうとばかりに
早起きして朝食をつくり
子どもたちを起こして
ごはんを食べさせて
学校・職場へ
一緒に出発していました。
父の行動は
他の人にとっても
かなり不可解だったようで
母の異変を知った
母方の親族からは
「お父さんはきっと自分が
家で好きなだけ飲みたいから
お母さんが禁酒になって
飲みづらくなるのが嫌なんだ。
だから、お母さんを放置して
病院に行って治療を受けさせず
お母さんを見殺しにしている」
「お父さんは
お母さんの身体よりも
自分の飲みたい欲が大事な
冷酷非道なサイコパスだ」
父に関してかなり
ボロカス言っていました (;´∀`)
父は確かに独り善がりで
自分勝手な面はあるけれど
自分がお酒を飲みたいから
母に治療を受けさせない?
母が禁酒になっても
本当に自分勝手な人なら
「自分は自分」と飲めばイイし
治療を受けさせないから
サイコパス??
「治療するな」とは言ってないし
監禁してるわけでもないのに?
これも理解できない... (*_*;
なぜ禁酒させないのか
なぜ治療をしないのか
疑問に思う気持ちは
私もよくわかるんだけど
「父がサイコパスだから」が
本当に答えなのだろうか?
そもそも
どういう人を「サイコパス」と言うのか
私はよくわかっていません... (;'∀')
父の行動は
私にはわからない...
この件に関して
夫は別の仮説をあげていました。
おそらくだけど
母がアルコール依存症になる
きっかけをつくったのが父。
母の心をズタズタにするような
「やらかし」があるんだろう。
だから父は母に強く出られず
代わりに家事をしたのは
償いの気持ちからだろう... と。
夫の仮説は
正しいかなと私も思います。
子どもには内緒だけど
夫婦に亀裂ができる
大きな出来事があって
父は贖罪の気持ちで
母を責めることもなく
母の代わりを務めていた。
夫の仮説で、ある程度までは
理解できた気にもなりましたが
ただ「罪滅ぼし」のためでも
ここまでやる? というぐらい
父は母に献身的 でした…
私の父は
お酒大好き・女の子大好き
ワイワイするの大好き
飲みの席があれば
自分が中心になって
陽気に場を盛りあげる
そんな人なのに
「職場の飲み会」は
必ず1次会で切りあげて
すぐに家に帰ってくる
そして、不機嫌で
ぶつくさ愚痴を言ってる母に
「一緒に飲み直そう♪」と
いつも陽気に誘っていました。
父の後輩で
自宅にも遊びに来たことがある人と
話す機会があって聞いたんですが
父はどんなに盛りあがっても
1次会が終わると
「帰って女房と飲むわ~♪」と
さっさと帰って行ったんだとか
これは余談ですが
父がずっとこんな感じだったので
私は自分が社会人になるまで
飲み会には2次会や3次会があり
深夜まで飲むと知りませんでした…
飲み会というものは
9時ぐらいで終わるもの
ずっとそう思っていて
社会人になって驚きました Σ(・ω・ノ)ノ!
飲み会だけではなく
父は平日も
仕事が終わると
真っ先に家に帰って来て
母が仕方なくつくった
夕飯を見ては
「旨そうだな♡」と褒めて
美味しそうに食べていました。
晩年の母は
入退院を繰り返すようになり
いったん退院は出来るけど
状態はずっと良くないから
ホスピスのような
ケア施設に入所しては?
父は病院で何度も
勧められたんですが
「家に帰りたい」という
母の気持ちを聞き入れて
自宅で面倒をみていました。
母はふらつきながらも
自分で歩くことも出来たし
トイレにも自分1人で行けたので
介護というほどでもなかったけど
食事の支度をしたり
お風呂の世話は父がしていました。
私が実家に行くと
「お母さんに食べさせようと
〇〇をつくったよ」
「一緒にお風呂に入って
身体を洗ってあげたよ」
父は当たり前のことのように
私に報告してきました。
「すごいだろ? 偉いだろ?」
父からドヤ感は感じられず
当然のことを
したけど、なにか?
父は淡々としていて... ( ゚д゚)
過去にとんでもない
「やらかし」をしたとしても
ここまで当然のように
面倒をみられる?
家事は放棄して
ゴミ屋敷みたいなのに
母はふんぞり返って
「私の何が悪い!
家族が悪いんだ!」
こんな横暴な態度だよ?
父はなぜ我慢できるの?
父はなぜ平気なの?
父のことがずっと
わからないままだったんですが
『ツインレイ』のことを知って
ようやくわかりました☆
父はただ
「母が好き」なんだ◎
綺麗だからとか
優しいからとか
料理が上手いからとか
部屋はいつも清潔だからとか
家事が得意だからとか
この手のいわゆる
「愛され条件」は
父にとっては
きっとどうでもよくて
ただ、母が好き
不摂生でブクブクに太って
どんなに醜くなっても
家のことを何もせず
ゴミ屋敷化させても
いつも不機嫌で
愚痴ばかり言ってても
飲んだくれて
正体不明になっていても
朝は起きて来なくて
見送ってくれなくても
ただ、母が好き
だから父は
楽しい飲み会でも
さっさと切りあげて
まっすぐに帰って来るし
母のつくる手抜き料理を
喜んで食べていたし
母の病気が進行して
何も出来なくなっても
自分が食事をつくって
母が喜べば嬉しいし
一緒にお風呂に入って
母がご機嫌なら嬉しい♡
無償の愛
無条件の愛
まさかの父が
体現してくれていた◎
この件に関しては
親子ということで関係が近すぎるので
私の「えこひいき」や「肩入れ」も
多分にあると思います。
母方の親族が言ったように
父はただの
常識外れのサイコパス
この可能性も充分あります。
ただ、私としては
父はどんな母も
まるっと受け入れて
ただ純粋に
母が好きだった♡
いつも不機嫌で
不平不満ばかりだった母も
不平不満の数々は
父や家族への甘えで
父に丸ごと愛されて
きっと幸せだった♡
この結論が出来て
心があたたかくなりました (*´ω`*)
ここで捕捉として
「父は母が好き♡」 を
証明する出来事をあげますね (^_-)-☆
母は私の夫を気に入って
「〇〇さんは優しいね〜♡」
「器用に何でも出来て素敵☆」
会う度に私の夫を褒めていました。
そんな母を見て父は
「〇〇さんは若いからな〜」
「ワシだって若い頃は〜」
バッチバチに 嫉妬 して
夫に張り合っていました ( *´艸`)
(マイダディ、可愛いでしょ(*´ω`*)?)
実際には「子ども」の私には
夫婦のことは見えてない部分も
きっとあるんだろうけど
父は『無償の愛』を母に注ぎ
母は父に甘えて
短いけど幸せな人生だった◎
私の中では
この結論を「真実」として
受け入れてあげようと思います♡
母には暴言を吐かれ
人格否定もされて
子どもの頃は
なかなか大変だったけど
実はこんな近くで
『無償の愛』
『無条件の愛』
見せてくれたんだとしたら
父と母には
感謝の気持ちでいっぱいです☆
もっと普通の家が良かったと
思わないでもないけど ( *´艸`)
2人の娘に生まれた
私は幸せなんだろうな♪
2人の娘で良かったと
両親に感謝したいです♡
特に、父はまだ健在なので
これからも大事にします (^_-)-☆
世間一般では
ただの怪しいゴミ屋敷
完全にぶっ壊れた家庭で
幸せとは程遠い感じだけど
父と母の関係から
『無償の愛』の片鱗でも
感じとってもらえたなら
私はとても嬉しいです (*´ω`*)♡
ではでは