舞妓はレディ

メディア： 映画
上映時間： 135分
製作国： 日本
公開情報： 劇場公開(東宝)
初公開年月： 2014/09/13
ジャンル： コメディ／ミュージカル
映倫： G

あたし、
舞妓さんになる。

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2014年9月23日鑑賞。
ミュージカル映画になっていると聞き、やはり興味を持ちまして(笑)

以下ネタバレあり

かなり主観な感想ですが…

勿体無い！もっと工夫すれば格段に良くなった作品かと！！
せっかく日本発ミュージカル映画にチャレンジしたのに…。
致命的と思えたのが、果たして歌い出すほどのエネルギーを主人公が持っていなかったのでは…？
確かに後半になるにつれ生き生きはしてましたが、
冒頭”舞妓になりたい”と歌うところがかなり不自然な流れに感じてしまいました。唐突すぎて…。
ついつい『マイフェアレディ』を意識してしまったのもあったと思うのですが。
鹿児島から一人上京してきたくらい行動力ある子なら、無口で引っ込み思案じゃない性格でもよかったと思います。
それだったらわざわざ歌わなくていい話です（笑）
(振り返るとミュージカルの登場人物って基本自己主張がしっかりできてるんですよね。性格が大人しくても。)
誰かのパフォーマンス時に座りながら歌うのもかなり受身姿勢でしたし（これも後半やや変化はありましたが）。
パフォーマンス自体の努力が感じられただけに(舞踊は本当に良く頑張ってました！)、本当おしいなーと思いました。

あとこれは色々難しいとは思いますが、
せっかく京都舞台なのでもっと名所でロケして欲しかったです…！
観光協会とうまく連携していただいたりして。そしたら結構海外にも売り込める作品になったのでは…？



『マイフェアレディ』の意識度はかなりありました。教授の部屋の螺旋階段や、”京都盆地に雨降る”とか（笑）
やや不満だったのが春子の教授との師弟愛と恋愛の描き方が中途半端。
さすがに『マイフェア～』のような恋愛に持って行くのは難しいので、丸く納まる流れを作って欲しかったなー。
てっきり方言騙されて冷めたのかと思いきや、ラストの春子の台詞にええーとなって、これまた流れが綺麗でなくて戸惑いました（苦笑
教授は完全に娘目線なのはよく分かったからいいけど、
どうも春子からの刺激による変化もあまり見られなかったし。これまた勿体無いー。
（あ、長谷川さんまさかあんなにパフォーマンスシーンあるとは思いませんでした！びっくり。）



出演者は大変豪華！しかもみんな歌う！！この挑戦はすごいです！
・高嶋さんはルキーニの流れも感じつつ（笑）ぴったりでした。流石一番声量と安定感ありましたね。
・草刈さんも歌うとは思ってなくてびっくり！舞踊にラテンとさすがでした
・本当にちょっっとの妻夫木君も！回想シーンでのパフォーマンスはこれぞミュージカル風で楽しかったー！！
・加瀬君は写真だけ（笑）
・クライマックスの竹中＆渡辺ラテンコンビは一番笑いが起きてました（笑）
　ちゃんとカツラつけてたしｗｗ分かる人には分かるｗｗｗ

と、色々思いましたが、試みは面白かったと思います！
もし舞台上演があったら観てみたいな。