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気ままな体験・鑑賞記録ブログ

ジキル&ハイド

2012-03-18 22:15:08 | ミュージカル(東宝・その他)
<キャスト>
ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド 石丸幹二
ルーシー・ハリス 濱田めぐみ
エマ・カルー 笹本玲奈
アターソン 吉野圭吾
ストライド 畠中 洋
執事プール 花王おさむ
ダンヴァース卿 中嶋しゅう

〈スタッフ〉
演出: 山田和也
上演台本・詞: 平哲郎
原作: R・L・スティーブンソン
音楽: フランク・ワイルドホーン
脚本・作詞: レスリー・ブリカッス



3月18日マチネ公演鑑賞。

ラ・カージュ以来の日生劇場。2ヶ月ぶりとか最近すぎて惑いました(笑)
ジキハイは数年前加賀さんが演じられてた時になんとなく存在は知ってましたが、
今回キャスト一新・しかも石丸さん&濱田さん共演と聞き「観ないわけにはいかないっ!!」とかなり期待してました。
席は1階席後方でしたが全然OK♪傾斜はほとんどありませんがオペラグラス持ってましたし不自由なく観れました。

ストーリーは冒頭少々とっつき難かったですがいつの間にか魅入ってました。面白い!!
人間の内なる善と悪、という普遍的なテーマだからこそ誰もが共感できますからねー。
19世紀末イギリスロンドンが舞台というのがシャーロック・ホームズやスウィーニー・トッド(これは19世紀半ば)と被るものもあり。
ドラキュラの小説も同じ頃出版されてたみたいなので、大きく社会が動いていたイギリスだったからこそ良作が多い時代だったのでしょうか。

サントラは聞いてましたが楽曲がどれも本当素晴らしいです。(今回生演(ステージ脇)でした)
キャストさんのインタビュー等で度々「とにかくエネルギーが必要」と話されてる位
難易度が高い&全力でないと歌えないのがよく分かり驚きました。
実力あるパフォーマーでないと歌えないってことですね。


でで、演じられてたキャストさん!


(丁度シャンテでパネル展やってました♪)

まず石丸さん。新境地です。
2枚目俳優王子キャラな石丸さんがどう狂気を演じるか大変楽しみでしたが、もう期待以上‥!
ジキル・ハイドの演じ分けに驚き‥。こんな石丸幹二は観たことないよ!
ハイドを演じる石丸さんには思わずうろたえそうになる脅威っぷりでした。
(衣装もジキルが黒・ハイドが白なのも面白いですね。悪の方が自由、というのがよく出てる)
特にラストの”対決”は見ごたえ・聞きごたえたっぷりでしたねぇ。歌・演技共に瞬時の切り替えが凄かった。
偉そうなこと言って失礼承知ですが、役者人生の中でかなり良いステップになられたんじゃないかと思います。
ほとんど舞台出ずっぱりでしたし、さすがとしか言い様がないです、はい。
益々石丸さんの魅力にハマってしまいそうです(笑)


大好きな濱田さんは汚れ役初挑戦。
ルーシーかなりのハマり役でいらっしゃいました!!
かっこいい姉さま娼婦かと思いきや、役柄として重要な弱さ・儚さもしっかり演じられてて流石。
存在感といい歌唱力といい‥最高です。
”あんなひとが”や”新たな生活”は本領発揮で泣くかと思いました。
あと久しぶりにダンスされてるのを観ました♪もっとパフォーマンス観てみたいなぁ。
7月のソロコンサートが楽しみになりました!


エマ役の笹本さんはレ・ミゼ以来だったのでかなり久しぶりでした!
エポニーヌの様なポップス発声は抑え目で、綺麗なソプラノボイスでのパフォーマンス中心。
ちょっと音域の切り替えがナチュラルでなかった感があったかな。
正直石丸さん・濱田さんの存在感に埋もれてしまった感はありましたが、
ジキルを影ながら支える存在、という女性をしっかり演じられてたのではないでしょうか。
そこはさすが注目の若手女優さんです!
ルーシーとエマが対極的なのもよく出ていました。

ジキルの友人役を演じられてた吉野さんは四季出身なんですね!
石丸さんと同じくらい背高くてかっこよかったー。歌も素敵でした♪
ストライド役の畠中さんは観賞後ラプンツェルのフリンを吹き替えされてた方だと発覚!
あまり役としての出番が目立たなかった(他場面はコーラスも演じられてました)のでもっとよく観たかった、残念;


これは観てよかったミュージカル!大満足です♪


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