パッション

2015年11月3日マチネ公演鑑賞。
本当簡単にだけ記録残します…（苦笑）

久々のソンドハイム作品でした。
”大分エグい内容らしい”という噂を聞き
（　テーマが”「愛」とは愛することなのか？愛されることなのか？”ですからね（苦笑））
一体どのレベルなのか興味本位で乗り込みました（笑）
新国立劇場(中劇場)はむかーし試写会で一度行ったきり。
二回席B席でしたが、ステージと近い！段差もあるのでとても観やすかったです。


※以下ネタバレ含みます。


・ドロドロっていうより、感情をえぐり出す作品でした。
　ソンドハイム作品であることに大いに納得。
　一幕ラスト 悲鳴（奇声？）をあげて休憩入ったのはなかなか衝撃だったなぁ（苦笑）
　
・事前にサントラ買って先に聞いてたのですが、なかなか耳に馴染みませんでした。
　実際観て分かりました。歌じゃなくてセリフなんです。
　ミュージカルだから当たり前なんですが、他の作品に比べよりその比重があったかなと。
　だから鑑賞後聞いた方がすんなり入ってきました。

・井上君が歌うソンドハイムなかなか新鮮でした。
　結構役柄合っていたんじゃないかと。
・決闘のシーン、ジョルジュ死ぬ気だなぁと思ったら、
　上司の方が先に打ったのに生きてるー外されてるー。
　双方とも同じ覚悟だったんですね。
　それに落胆するジョルジュ。悲劇。

・シルビアさん！
　久々にミュージカルでここまで化ける人を見ました。
　病気で弱々しく体を丸め、クマがくっきり、少々不気味さがある感じ。
　本当にシルビアさん！？と疑うほどでした。
　ジョルジュへの執着心っぷりがより気味悪くなってました。
　でも台詞の内容は理にかなってること多かったかと。
　本読みまくっている設定だったから、賢いんでしょうね。
・「なんで結婚しないの？」
　私もそれ気になってたよと思ったら不倫かーい！＼(^o^)／
　そりゃ強気に出ますわ（笑）
・ラストはすっきりした様子に。
　（隈のメイクとってて、すっぴんに近かったんじゃないでしょうか？）
　愛されることができ幸せに死ぬことができたご様子でした。

・和音さん本当に素敵でした！
　やっぱりこの方は歌声＆しゃべる声 両方綺麗！
・”でもやっぱり家族優先”という母の顔を見せるあたりの演技、説得力あった印象かな。

・5人集ハモりコーラスとても良かった！
　いかにもソンドハイムらしい。

この作品、94年にトニー賞作品賞受賞してるんですね。
今後好んで観たいとは思わないなー‥という印象でしたが、
他にない作品でしたし、観れて良かったです。