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気ままな体験・鑑賞記録ブログ

屋根の上のヴァイオリン弾き

2013-04-14 18:24:45 | ミュージカル(東宝・その他)
3月16日マチネ公演鑑賞。
曲が良いらしい、と以前から気にはなっていたのですが、
なかなか機会がなくやっと観れた次第です。

予習で映画版も観たのですがこれが良かった!素晴らしい!!
ロケ撮影の利点が活かされてたのか、世界観が良かったです。

『屋根の上のヴァイオリン弾き』プロモーション映像


恐らくこの作品はユダヤ教ってどんな宗教?という問いに答えてくれる作品だと思います(笑)
服装や生活習慣、結婚式の挙げ方等々…。
「へー!」と思う描写が多々あって興味持ちました。
他の映画等で見かけた点もあったかな。
(椅子に座った新郎新婦を持ち上げるのは「ニューヨーク、アイラブユー」を思い出したし、
gleeでは結婚式で割るグラスを用意する描写あったし)

ただ正直ストーリーに古臭さを感じてしまいました…。
(断念したノートルダム・ド・パリ観たかった、という気持ちがよぎった。。)
時代背景もありますし、度々歌われる「しきたり~♪」がポイントなのも分かりますが、
娘たちが望む結婚の形は現代では当たり前のことですし。
(客層がかなり年齢層高めだったことに納得です。)
あ、でも家庭内で女性が強いのは今も昔も変わらないですね(笑)

音楽は本当に素晴らしかったです!これはいつかサントラ欲しい。
ユダヤ教宗教曲の特徴を取り入れてるんでしょうね。どこか異国情緒ある曲調多く聴きごたえありました。
代表曲とも呼ばれてる”サンライズ・サンセット”やっと認識。
どこか哀愁感漂ってるのは親が子供の結婚に対する寂しさが出ているんですね。
個人的にはテヴィエが歌う”もし金持ちなら”もお気に入り。
独特のスキャットと腕を頭上に上げてる姿が印象的です。

ダンスの振付も宗教的特徴入れてて面白かった。
ユダヤ人は集団だと円陣になってくるくる回ったり、先ほど書いたように頭上に腕を上げながら歌い上げるスタイル。
映画観た時に驚いた頭上にビール瓶乗せるダンスも登場!生で観れたのは嬉しかったです!!
ロシア人異教徒たちはいわゆるコサックダンス。
振付も担当されてたマジー(市村さんと同様一年ぶりに拝見w)、
さすがにお年のせいか若者と同様の振り付けとはいきませんでしたが、頑張ってらっしゃいました!

出演者に関しては
市村さんと鳳さんは言うことなし。流石ベテラン。ハマり役すぎました(笑)
子供たち&相手役は皆さんパフォーマンスうまいんですが、正直個性が見えず。
みんな一緒に見えがちだったんですよね;
水夏希さんに関しては宝塚時代超人気あったらしいと事前情報あり楽しみにしてました。
男役出身ということあり流石背高い。思ってた以上に女の子らしさ溢れる演技されてました。
驚いたのはパーチック役だった入野自由さん!プログラム読んだら「千と千尋~」のハクじゃないですか!!
ミュージカル界でご活躍されてるんですね、びっくりしました。
あとイエンテ役荒井洸子さん!2幕で歌声聞いて(もしかして…)と思ったらやっぱり!
「プリンセスと魔法のキス」でママ・オーディの吹替えされてました。
今回はあまり歌われる機会少ない作品で残念!


海外では2004年BW再演版にてアルフレッド・モリーナがテヴィエ役だったそう!
こりゃぴったり(笑)


来年は初演50周年ということでリバイバルを予定してるみたいですね。
再来年トニー賞授賞式映像でテヴィエたちが登場するのが今から楽しみです(笑)


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