エリザベート

6/16 マチネ公演鑑賞（12:30開演）
エリザベートを初めて観たのは2年前の2010年9月。
（キャストはエリザベート：朝海ひかる　トート：石丸幹二　フランツ：石川禅　でした）　
その時ゴールデンコンビと呼ばれてたらしい！？山口さん＆瀬奈さんコンビが観れるとあって楽しみにしてました♪




今回観てまず思ったのが、やはり出演者が違うと比べる楽しさがあって面白い！

瀬奈さんは魅力的なエリザベートですごく良かったと思います。（正直朝海さんの歌い方がちょっと苦手だったのも大きい…）
時が経つにつれ変わりゆくシシィの姿がよく出ていたなぁと。

山口さんはさすが初演からの貫録でしょうか。俺様トートの存在感さすがでした（笑）
まさに帝王！ダンス・オブ・ヴァンパイアの時と違い音域があっている作品だったので、やっと本領発揮されてる姿が観れたんじゃないかと思ってますｗ
うーんでも一緒に観た友人とも話したのですが、”役を演じていた”というより”山口さんがいるのを観た”って気分でした。
クロロック伯爵の時と雰囲気は変わらない…？
確かに似たり寄ったりな役柄なせいもあるのでしょうが…もっと違った役柄を演じてる姿を観てみたいです。
レミゼのバルジャンを演じられてる時はどうなんだろう。気になります。

フランツ・ヨーゼフの岡田さんは１月のボニクラで拝見してました！若い、若いよー（汗）
調べたら石川さんとはほとんど年変わらないことにびっくり！童顔でいらっしゃるのでしょうか…。
若年時代は気弱そうなところとかぴったりだったのですが、晩年の髭スタイルがどうもしっくりきていませんでした。付け髭感が出まくり（苦笑）
特に成長したルドルフと並ぶとまるで兄弟のように観えてしまって…ごめんなさい；
でも演技や歌は良かったのでこれからのご活躍に期待です！

今回エリザパパが私の大好きな今井さん
キャスティング観てから本当嬉しかったのですが流石でした！！
期待通りの安定感。あの貫録ある歌声大好きです。
またレミゼ並みの大作で堂々と歌われてるお姿が観たい…！

ルキーニの高嶋さんは前回観たときと変わらず文句なしっ！！
あれだけ活躍する役なのにシングルキャスト大変でしょうに…と思わず心配してしまったり。
初演時からのキャストだけあり安定感が凄かったです。次世代のルキーニは生まれるのだろうかと思ってしまうくらい…。
他の作品に出演されている姿も観てみたいなぁ。

ゾフィーも前回と同様寿ひずるさん。堂々と厳格ある姿素晴らしかった！

そして少年ルドルフの加藤清史郎くん…！プログラム見たらもう小学５年生なんですねー。
昨年レミゼ出演の報道を観た際に（結構この子頑張った…！？）と驚くほど歌を頑張ってたので楽しみにしてました。
まだまだちっちゃい少年でしたが（出演者がみんな背高めなのもあると思いますが（笑））、
一生懸命演じ歌っていました！やはり発声の練習したのでしょうか。
これからの活躍楽しみです♪ちなみにアイライン引いてて可愛いかったｗ

成長したルドルフは大野くん。ううーん若いですねー、まだまだこれからって感じ。
若手の登竜門的役ですから、ぜひこれから頑張ってほしいです♪
（ちなみにルドルフ役3人の写真集が発売されていました。３人それぞれのグッズも展開してましたし
（平方くんという子は個人的にキティさんとコラボまでしていたっ！衝撃）まるでアイドル。ファン増やしたいんでしょうね…）



さて、２回目の鑑賞後とある疑問が。
何故これほどまで日本で愛されているミュージカルなのか、ということ。
私なりに考えることができた理由としては
・日本独自の演出。宝塚バージョンの踏襲としてかなりファンタスティックな雰囲気が強いですよね
・歴史的な舞台設定。日本人の好きなマリー・アントワネットと被るものがあると思います。
・エリザベートが現代的女性に近い考え方を持っている（でも育児放棄とか放浪しすぎとか、共感できない部分が沢山あるのでそうとは言い切れない…）
・豪華な舞台装置と衣装の見応え
・楽曲の良さ
おそらく好き嫌い別れやすい作品なんじゃないかと感じました。
ブロードウェイの舞台とは全然雰囲気違いますし、多分アメリカ人ウケはしない気がします。
後はトリプル・ダブルキャストだからこそ、この人が演じる○○はどうなんだろう、とリピートされる方多そう。
私もできることならもう一度石丸さんトート観ておきたい（笑）
うーんでもストーリー自体はドラマチックではありますが暗いですし、実は登場人物たちにそこまで共感できる部分が多くない。
なんでこの作品好きなんだろう。何故こんなにもエリザベートという人物が人気なのか…。
せっかく気付けるきっかけとなったので、ちょっと掘り下げ調べたいレベルです。
丁度8月に日本橋三越でエリザベート展をやるみたいなので行ってみようかな。
秋にシアターオーブでコンサートがありますし、ウィーン初演２０周年の今年、まだまだエリザベートフィーバーは続きますね。
もう少し、彼女を観察してみようと思います。気分はトートダンサーで…！ｗ