夏休みも3日目が終了しようとしている。
残りは2日。
どこにも出かけず、1円も使わずにダラダラと過ごすつもりだ。
こんな生活がずーっと続けば良いのにな と一瞬思うが、
すぐに仕事に戻らないと駄目 と自分に言い聞かせる。
引きこもり生活の恐ろしさを知っているからだ。
僕は、2002年2月下旬から同年10月中旬まで引きこもったことがある。
タクシー運転手になる前だ。
工場勤務を辞めて、自由の身になったときは最高に気分が良かった。
2,3ヶ月遊んで再就職しようと考えていた。
引きこもると言っても、ずっと家にいたわけでは無い。ちゃんと外出していた。
自転車で公園まで出かけたり、電車に乗って料金が安い名画座で映画を鑑賞していた。
家に帰ればネットをやっていた。前年に某社のADSLに加入していたので
通信料は安かった。
通販でたくさん買い物をした。ゲーム、本、DVDなど。
数ヶ月間に150万円ぐらい使い、貯金も底が見え始めた。
そのときに、これはマズいと思い就職活動をしてタクシー運転手になった。
あれから12年が経とうとしている。
給料は安いが、今の生活には満足している。
今の生活を維持するには働くしかない。
引きこもりは危険だ