読んだ。
最近は集中力がなかなか続かないので
ゆっくりゆっくり読み進めました。
そんな日曜日は1日パジャマのままで過ごしてやったり。
最初は、甘酸っぱいやらしょっぱいやらの感覚に
どうも入り込めずに戸惑っておりましたが
最後のほうでは涙を流している始末。すぐ泣くなぁ。
たいがいツルんと生きてきたし
もう幾分年をとってしもたということもあって、
村上さんの紡ぐ繊細で精妙な心の動き、みたいなもんを
すんなり受け取れない自分がおった。
それが読み進めると、いつしか追体験している感覚になり、
ここに書かれてるのはあくまで物語やけど、
もしかしたら私が関わる誰かの心かもしれんなぁとか。
最近思うこと。
誰かの消化しきれてない気持ちを、代わりに流している気がしてならん。
だから私はツルんとしててええんやな。流せ流せ~
あ、なんか変なこと書いてしもたかな。ええか。
自分の生きている世界のほうが平面で2次元的に思えて、
小説の中に立体を感じるという不思議。
さらにそこに思いを巡らせると、そこは4次元の世界。
いや、分からんけど。
ツルん。