当方にお申し付けいただけましたら、DATデッキ(ハードウェア)の修理は可能でございます。
ですが、DATテープの生産が2015年に完了しており、DATテープの入手が困難になっております。
これから、DATデッキを初めて入手して、DATでの音楽を楽しみたいとお考えの方には、おすすめいたしかねます。
シリコンオーディオが主流の現在、DATデッキを修理する価値はあるのでしょうか?
私は、積極的には、修理してまで、お使いになることは、おすすめいたしません。
それは、良質なDATテープの入手が困難になっているからです。
自己矛盾しておりますが、なぜ、私がDATデッキの修理を継続させていただいているのか。
それは、DATデッキの音質が最高だと考えているからです。
スペックでは、現在のオーディオ機器の方がDATフォーマットを上回りますが、実際の音質はDATデッキの方が良く聞こえるのです。
正確な理由は、わかりません。
当時の設計者の病的なまでの音質の追及、当時の部品メーカー様がつくってくださった良質な部品、生産技術、磁気テープの生産技術等、すべて失われてしまいましたが、かつての日本の製造技術の賜物、それがDATデッキでした。
このようなオーディオ機器(DATデッキ)は、かつての日本でしか作れませんでした。
海外では、かつての日本のオーディオ機器が高額で取引されています。
残念ですが、日本の製造業は大企業(メーカー)が部品メーカー様に圧力をかけ、部品メーカー様は大変な思いをなさって受注を受けています。
自動車産業が、最たるものだと思います。
しかし、製品を構成する部品のひとつでも欠けると製品をつくることができないのですから、部品メーカー様こそ、最も大切にされなければならないと思います。
お客様の大切なDATデッキの修理をお申し付けいただき、私が修理をさせていただく際は、私に修理をお申し付けいただいたお客様への感謝の気持ちだけでなく、当時、部品を生産してくださった部品メーカー様にも畏敬の念を持って臨んでおります。
DATデッキを構成する部品の一つ一つを大切に扱って、清掃を行って、丁寧に仕上げさせていただく理由です。
シリコンオーディオでは得られない音質、魅力をDATデッキに感じていらっしゃり、悪質な自称修理(破壊)ではなく、DATデッキの真の修理(メンテナンス)を、希望なさる方は、修理をお申し付けください。
おそれいりますが、DATデッキの修理のお問い合わせは、こちらをポチっとクリックして、ご覧ください。