DATデッキ修理 テープパス調整の重要性について
SONY DAT修理 DATデッキ修理 DTC-1500ES DTC-1500ES修理 DTC-2000ES DTC-2000ES修理 DTC-1000ES DTC-1000ES修理 DTC-77ES DTC-77ES修理 D-05修理 D-06修理 D-07修理 D-07A修理 D-HS5修理 XD-Z909修理 XD-Z707修理 XD-Z505修理
多忙なため少しずつですが、更新させていただく予定にしています。
DATデッキ テープパス の問題
※自称修理業者、転売業者、イジリー転売ヤーが、通販サイト、ヤフオク、メルカリ等でDATデッキを転売しています。
通販サイト、ヤフオク、メルカリ等に出品されているDATデッキに、ご注意ください!
現在、テープデッキの中古オーディオ市場は、悪質な自称修理・転売業者と転売ヤーの天国になっています。
悪質な自称修理・転売業者の不適切なイジリー行為を真似た転売ヤーが増殖して、デタラメンテナンスを行い、ヤフオク、メルカリでDATデッキを転売しています。
DATデッキのトラック幅は、1000分の13ミリと、非常に狭く、精密なテープ走行性能が要求されます。
予断ですが、VHSビデオデッキの3倍モードのトラック幅は1000分の19.2ミリ
8ミリビデオデッキのトラック幅は1000分の20.5ミリとなっています。
DATデッキのトラック幅が、もっとも狭く、より精密なテープの走行性能が要求されることをご理解いただけましたら幸いです。
精密かつ、安定したテープ走行の要となるのはピンチローラーですが、ソニー製のDATデッキのピンチローラーの内部にはマイクロベアリングが内蔵されています。
このような精密な部品(ピンチローラー)をつくってくださった部品メーカー様のおかげで、DATデッキを生産することができました。
部品メーカー様には、頭が下がる思いです。
ところが、信じられないかも知れませんが、この重要なピンチローラーのゴムを削って、液体を流したりする用途のゴムホースのチューブをカットして接着剤で、くっつける出鱈目で、悪質な自称修理・転売業者が存在します。
そして、その悪質な自称修理・転売業者の不適切なイジリー行為を真似た転売ヤーが増殖して、デタラメンテナンスを行い、ヤフオク、メルカリでDATデッキを転売しています。
上記の写真は、○○○の自称修理・転売業者に複数回、自称修理を依頼し直せず、私に修理をお申し付けいただいたお客様のDATデッキに取り付けられていたチンカスローラーです。
○○○の自称修理・転売業者は、ゴムホースのチューブをカットして接着剤でくっつけていました。
ゴムの厚みが均一ではないため、中心軸がブレながら回転します。
ワウフラが悪化した状態です。
これはピンチローラーとは呼べません。 チンカス以下のローラーです。
かつて、精密なピンチローラーを製造してくださった部品メーカー様を冒涜する行為だと思います。
このようなチンカスローラーを、お客様の大切なDATデッキに取り付ける、この業者の姿勢が、私には理解できません。
修理業者を名乗る資格などないと思います。
そして、この自称修理・転売業者の不適切なイジリー行為を真似たイジリー転売ヤーが、メルカリ、ヤフオクで、DATデッキを転売しています。
テープが、安定して、まともに走行するように適切な処置を行ってから、テープパスの調整を行う必要がありますが、テープパス調整、以前の問題です。
このような、信じられない事態が発覚しましたので、周知させていただきました。
僭越ではございますが、DATデッキのテープパスについて、その目的、テープパスの重要性について解説できたらと思います。
アナログカセットデッキでは20,000Hz程度まで記録できれば良いのですが、
DATデッキはアナログ信号をデジタル信号に変換したデータが膨大なため、
数MHzまで記録する必要があります。
テープ上に高密度記録を行うためビデオデッキと同じように回転ヘッドで録音・再生を行っています。
ヘッドドラムがテープに対して傾斜して配置されていますので、テープ上に、ヘッドで記録されるトラックは斜めになります。
ヘッドドラムがテープに対して傾斜して配置されていますので、テープ上に、ヘッドで記録されるトラックは斜めになります。
(ヘッドドラムに対してテープは斜めに巻きついて走行しますので記録トラックは斜めになります。)
テープに記録されたトラックをヘッドで読み取った信号です。(RF波形)
ヘッドドラムに取り付けられた二つのヘッドで、録音・再生を行っています。
テープパス調整とは
テープパス調整とはテープがヘッドドラムのリード面に正しく沿って(接して)、かつ、テープガイドに正しく沿って、テープダメージを与えず、テープが安定して走行するようにするための調整です。
テープパスの微調整の前に、安定したテープ走行が重要です。
DATデッキは生産から数十年、経過しておりますので、ほぼ全数、ピンチローラーが劣化しています。
安定したテープ走行の要となるピンチローラーを新規に製造していただいたピンチローラーと交換させていただきます。
当方が修理に使用しているピンチローラーにつきまして、詳細は、こちらをポチっとクリックして、ご覧ください。
DTC-ZA5ES DTC-A8 DTC-77ES DTC-2000ES PCM-R700 PCM-R500 等、4D.Dメカを採用した機種は、テープパスに問題があり、工場出荷時点から、T2ガイド、Fガイド等で、テープが、カールしたり、シワが発生して走行している場合がありますので、当方では全数、テープパスの再調整をさせていただいております。
お預かりさせていただいた時点
テープに、シワが発生して走行しています。
修理・調整後に撮影した写真です。
DATデッキは、ソニーのPCMレコーダー、CD等の開発に携わった超天才エンジニアの一人、小高氏が中心となって、基本設計を行っていますので非常に優れた録音機となっています。
磁気テープを記録媒体とする録音機の中で人類史上、最も優れた録音機といっても過言ではないと思います。
そのため、テープパスが多少ずれていても、ノイズが発生することなく、再生できてしまう場合があります。
(ノイズの発生に、いたっていないだけで、RF波形は正常ではありません。)
このことが、かえって、厳密に調整することの重要さを理解せず、完全になめきった悪質転売屋、悪質な自称修理業者に狙われ、調整がデタラメなデッキが中古市場に流れてしまう遠因になっています。
テープパスの調整ができないと、この動画のようにテープにダメージを与えてしまいます。
テープにダメージを与える(傷が入る)症例を動画で撮影していますので、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。
「テープパスが狂っていても、自己録再に限ってはまったく問題は発生しません。」と虚言を放ち、自分に都合がよくなるように、説明している業者が存在しますが、とんでもないことです。
テープパス調整とはテープがヘッドドラムのリード面に正しく沿って(接して)、かつ、テープガイドに正しく沿って、テープダメージを与えず、テープが安定して走行するようにするための調整です。
テープパスに狂いが生じ、正常な波形が出力されない状態は、テープが、ヘッドドラムのリード面に、正しく沿って走行していないのですから、大問題です。
互換性のとれない不良テープを大量に生産してしまうのみならず、テープが安定して走行しません。
「テープパスが狂っていても、自己録再に限ってはまったく問題は発生しません。」
どうして、このような大嘘を平気でつくのか理解に苦しみます。
嘘も百回つけば誠になるとでも考えているのでしょうか?
まるで、善悪に関心が無く、自分が注目されることに悦を感じる頭がイカレタ、カルト教団の教祖のようです。
お客様を完全に舐め切った悪質な自称修理・転売業者の詳細につきましては、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。
下記の動画は正常に録音されたDATテープをテープパスがずれたDATデッキで再生させたときのRF波形です。
上記の動画をご覧ください。
DATデッキのテープパスがずれているため、RF波形のPCMデータエリアの一部とポストアンブルの出力が低下していますが、テープパスのずれ方によっては、音声が正常に出力される場合があります。
テープパスがずれた状態で録音を続けると互換性のとれない不良テープを大量に生産してしまいます。 ←クリックしてください。
正しく調整されたDATデッキで録音することが重要です。
DATデッキの修理(メンテナンス)では、治工具、テストテープ(アライメントテープ)による、
テープパス、DPG、FWDトルク、バックテンショントルク、その他、各種の調整を厳密に行うことが重要です。
重要な調整を行う技量がないにも関わらず、修理を請け負っている悪質な自称修理業者が存在します。
正しい調整がなされていないDATデッキを大量に転売して害悪を撒き散らしている悪質な自称修理業者につきましては、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。
この悪質な自称修理業者は安全に関する正しい知識を持っていないため極めて危険です。悪質な自称修理業者の実態は、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。
歴史に残る超大作アニメーション「ご注文はうさぎですか?」のOP「Daydream café」がノイズだらけになっているところをご覧ください。
DATデッキ修理 テープパス調整の重要性について テープパスのずれ症例①
正常に録音されたDATテープをテープパスがずれたDATデッキで再生させたときのRF波形です。
ノイズが発生して音声が正常に出力されない状態をご覧ください。
DATデッキ修理 テープパス調整の重要性について テープパスのずれ症例②
正常に録音されたDATテープをテープパスがずれたDATデッキで再生させたときのRF波形です。
テープパスのずれ方によっては、動画でご覧のように波形(データ)の半分が欠落しても、強力なエラー訂正・補正能力が備わったDATの仕様により、音声が正常に出力される場合があります。
尚、動画では、欠落した波形(データ)をわかりやすくご理解いただくために、途中からS1ガイドのラフ調整を行っています。
欠落した波形(データ)が調整により復元されていく様子をご覧ください。
OFFSET治具を接続して、 テープパス、DPG等の各種の調整を厳密に行います。
DPGとはテープ上の記録の開始位置を決める大切な調整です。
SONY製のDATデッキのサービスマニュアルに掲載されているテープパスの調整方法です。
DAT修理 テープパス調整
テープパス調整とはテープがヘッドドラムのリード面に正しく沿って(接して)走行するようにする調整です。
この調整は目視では困難ですので、テープパス調整用の基準テープを使用して調整します。
OFFSET治具のボリュームを回した時に、同形状のまま変化するようにS1、T1ガイドを調整します。
動画でご覧のとおり、基準テープの波形が同形状のまま変化するように調整を行うと、テープはヘッドドラムのリード面に正しく沿って(接して)走行していることになります。
テープパスを厳密に調整するとテープはヘッドドラムのリード面に接して走行しますので、最も安定して記録・再生できるようになります。
当然、互換性も保たれることになります。
※但し、互換性については相互のDATデッキが、ともにテープパスが厳密に調整されている必要があります。
DAT修理 テープパス調整
FWDトルク調整 FWDバックテンション調整を行います。
トルク調整、バックテンション調整はテープパスにとりまして極めて重要です。
Fガイドでカールが発生しないようにテープパスの調整を行います。
T2ガイドでカールが発生しないようにテープパスの調整を行います。
S2ガイドでカールが発生しないようにテープパスの調整を行います。
DATデッキ修理 テープパス調整の重要性について②
テープパスがずれたデッキで録音したテープを
正常なデッキ(テープパスが正しく調整されたDATデッキ)で再生させたときのRF波形です。
ノイズが発生して音声が正常に出力されない状態をご覧ください。
DATデッキ修理 テープパス調整の重要性について テープパスのずれ症例③
テープパスがずれたデッキで録音したテープを正常なデッキ(テープパスが正しく調整されたDATデッキ)で再生させたときのRF波形です。
波形が不安定になりノイズが発生する状態をご覧ください。
DATデッキ修理 DAT Repai テープパス調整の重要性について テープパスのずれ症例④
テープパスがずれたデッキで録音したテープを正常なデッキ(テープパスが正しく調整されたDATデッキ)で再生させたときのRF波形です。
波形が不安定になっています。
DATデッキ修理 テープパス調整 正常②
テープパスを厳密に調整したDATデッキで録音したテープを正常なデッキ(テープパスが正しく調整されたDATデッキ)で再生させたときのRF波形です。
正しく調整されたDATデッキで録音することの大切さをご理解いただけましたら幸いです。
「ご注文はうさぎですか?」OP「Daydream café」
【ごちうさOP】Daydream café【ゲームとライブの比較】
Miracle Girls Festival ミラクルガールズフェスティバル ご注文はうさぎですか?
DATデッキのテープパス調整方法につきましては、こちらをポチっとクリックしてください。
当方の修理品質に対しての拘り、修理に使用している部品につきましては、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。
DATデッキの修理のお問い合わせはこちらをポチっとクリックしてください。
「テープパスを基準テープで確認しました。」等、嘘をつき続けて出品(転売)している悪質な転売屋(悪質業者)の実態をご覧になりたい方は、こちらをポチっとクリックしてください。
悪質な自称修理業者の虚言に騙されないように、ご注意ください。