初放送された『私の娘、クム・サウォル DVD』は、カン・マンフ(ソン・チャンミン)とシン・ドゥゲェ(チョン・インファ)の結婚写真が燃える強烈なシーンで始まった。
シン・ドゥゲェを間にした2人の友人カン・マンフとオ・ミンホ(パク・サンウォン)の対立が1話の主なストーリーだ。2人は友人関係だが建築公募展の優勝をめぐって張り合い、ボグム建設社長でシン・ドゥゲェの父であるシン・ジサン(イ・ジョンギル)に気に入られるようと骨折る。
しかし恋愛も仕事もオ・ミンホの独占だった。貧しい経済状態、前妻の間に生まれた2人の娘、シン・ドゥゲェの家で家政婦をするマンフの母ソ・グクチャ(パク・ウォンスク)、万年2位としてマンフを挫折させるオ・ミンホ、この全てがカン・マンフをさらに悪い人間にする要因となった。
マンフはシン・ジサンとオ・ミンホが極秘裏に準備する天妃宮再建築プロジェクトを台無しにしようと貴重な松の資材を横領した。この事で担当だったオ・ミンホは汚名を着せられドゥゲェとの結婚式まで駄目にされた。
ドゥゲェは悲しみで雨道をとめどもなく走った。絶望感に陥り雨道を加速運転し、大事故に遭った。追いかけてきたカン・マンフは命を賭けてシン・ドゥゲェを助けた。汚名を着せられたオ・ミンホの代わりに甘い言葉で誘われ、彼の選択を受けた。こうしてカン・マンフとシン・ドゥゲェは結婚した。嵐のような展開が一時間以上追い立てた。MBC週末ドラマ特有の“LTE級”ストーリー展開がお茶の間の視聴者を掴んだ。
MBC週末ドラマはこれまでたゆまず高い人気を受けてきた。これは悪口を言いながら見るという“マクチャン”の要素がお茶の間を鷲掴みにしたため。『私の娘、クム・サウォル DVD』も大きな違いはないようだ。初回から刺激的なストーリー、早いスピード感、作家特有の個性と共にマクチャンの誘惑が始まった。